山梨県南アルプス市は2003年に旧中巨摩郡の6つの町村が合併して誕生した市。市内のあちこちにさくらんぼ、ぶどう、桃などの果樹園が広がる自然豊かな地域だ。
このほど同市内で建設中だった「南アルプス市健康福祉センター」が竣工した。施設はRC造2階建てで、老朽化した隣の旧白根町役場から移転する白根支所が入居するほか、1階には健康づくりホール、2階には児童館、調理実習室、会議室なども配置。つまり、保健・福祉・行政の機能をひとつにまとめた新しい複合型施設であり、今後は市民の健康づくりの拠点として活用されることになる。設計は日建設計と山梨建築設計監理事業協同組合が協働で行った。
4月のオープンに先駆けて、先進的なユニバーサルデザインの実例として注目される施設の中身を取材した。