近年、公共の場において「男女共用トイレ」という言葉を耳にする機会が増えました。これは、性別を問わずに利用できる個室トイレのことで、多様な人々のニーズに応えるための新しいトイレの選択肢として注目されています 。
従来の男女別トイレや、車いす使用者トイレ(多機能トイレ)だけでは対応が難しい、切実な困りごとを抱える人たちがいらっしゃいます。
①介助が必要な高齢者
息子が母親を、または娘が父親をトイレに連れて行きたいけれど、異性用のトイレには付き添いにくい 。

②発達障がいのお子様の保護者
目を離すとどこかに行ってしまう不安があるため、保護者がトイレに行きづらい。また、一緒にトイレに入りにくい年齢になり、入口で待つしかなくて心配。

③乳幼児連れの保護者
おむつは卒業しても、外出先ではまだ見守りたい。しかし、異性の子どもを連れて男性(または女性)トイレに入ることに抵抗を感じる。

これらのケースでは、異性の介助者や同伴者と一緒に利用できる環境として広めのブースが求められています。
トランスジェンダーの方の中には、男女別のトイレに入るときに周囲の視線が苦痛で不安を感じる方が一定数いる。

●「男女共用個室トイレ」のメリット
国土交通省の建物のバリアフリー設計ガイドラインである「高齢者・障害者の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」に「男女共用の広めの便房」を設けることが示されており、多様なニーズに応えるトイレは、もはや特別ではなく必須の配慮となりつつあります 。
すべての人が安心して快適にトイレを利用できる、みんなが暮らしやすい街づくりのために、ご自宅以外でも、気になる施設のトイレに注目してみてください。
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