
『SUEP. 10 Stories of Architecture on Earth
末光弘和+末光陽子 / SUEP.建築作品集』
発行年月:2022年6月
発行:TOTO出版(TOTO株式会社)
TEL:03-3497-1010 https://jp.toto.com/publishing
ニュースリリース
2022年8月24日
TOTO出版、TOTOギャラリー・間
Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち
TOTOギャラリー・間(東京都港区)は、2022年6月8日(水)から開催し、好評をいただいている
「末光弘和+末光陽子 / SUEP.展 Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」を北九州巡回展として、TOTOミュージアム(福岡県北九州市)にて、2022年11月15日(火)~2023年3月5日(日)の会期で開催します。
末光弘和+末光陽子 / SUEP.は、東京と福岡を拠点に国内外で活動し、自然と建築が共生する新しい時代の環境建築デザインを手がけて活躍している期待の若手建築家ユニットです。
TOTOギャラリー・間は、TOTOミュージアム(福岡県北九州市)での巡回展として、地球環境をテーマに取り組む建築ユニット、末光弘和+末光陽子 / SUEP.(スープ)の展覧会「Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」を開催します。
SUEP.の特徴は、建築を地球環境における生命活動を促す媒体として位置づけようとする思想にあります。
彼らは地勢、水脈、植生、生態系などに着目し、自然環境にある風・熱・水などの働きをシミュレーションして設計の起点とすることで、建築を媒介した資源の循環システムを構築しています。自然に対して建築が寛容なアプローチをすることで、自然の恵みを得るとともに、それが持続できる社会を目指しています。また建物の居住性能を上げるという機能面はもちろん、住まう人、使う人たち、地域の人たちが、その循環の一員として参加する喜びを分かち合えることも大切にしています。
本展のタイトル「Harvest in Architecture」には、私たちが日々地球の恵みを受け取れることへの感謝と、それを継続するために行う努力への決意が込められています。展覧会では、彼らが行ってきたリサーチや検証と、それらがどのようなかたちで建築の循環システムに結実してきたかが明かされます。
彼らの取り組みは、建築が地球とつながり、未来を拓くためのチャレンジの連続といえます。人間が地球の恵みを一方的に搾取するのではなく、自然との共生により豊かな恵みが続いていく、そのために建築家として果たすべき役割は何か。本展覧会を通して、彼らの思考と試行の全貌をご覧いただきます。
TOTOギャラリー・間
展覧会名(日)―TOTOギャラリー・間 北九州巡回展
末光弘和+末光陽子 / SUEP.展 Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち
展覧会名(英)― TOTO GALLERY・MA Traveling Exhibition in Kitakyushu
Hirokazu Suemitsu + Yoko Suemitsu / SUEP.: Harvest in Architecture
会 期 ― 2022年11月15日(火)~2023年3月5日(日)
開 館 時 間 ― 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日 ― 月曜・祝日・年末年始休暇 [2022年12月26日(月)~2023年1月4日(水)]
※TOTOミュージアムウェブサイト(https://jp.toto.com/knowledge/visit/museum/)にて
最新情報をご確認ください。
入 場 料 ― 無料
会 場 ― TOTOミュージアム
(〒802‐8601 福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1)
【バス】JR小倉駅小倉城口の小倉駅バスセンターから約15分「貴船町」バス停下車
【北九州モノレール】香春口三萩野駅下車、南口より国道3号線を八幡方面に
徒歩約10分
TEL:093-951-2534 https://jp.toto.com/knowledge/visit/museum/
主 催 ― TOTOギャラリー・間/TOTOミュージアム
企 画 ―TOTOギャラリー・間運営委員会
(特別顧問=安藤忠雄、委員=千葉 学/塚本由晴/セン・クアン/田根 剛)
後 援 ― (一社)日本建築学会九州支部/(公社)日本建築家協会九州支部/
(公社)福岡県建築士会/(一社)福岡県建築士事務所協会
協 力 ― 九州大学大学院末光弘和研究室
Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち
地球温暖化が進み、大規模な自然災害が世界各地で頻発している現在、我々建築家は、大きなイシューを突きつけられている。それは、モダニズム建築運動以来の全世界で共通する大きな課題である。この先、私達は、この母なる地球とどのように暮らしていくのか。その自然観が問われている。
“Harvest in Architecture”とは、自然の恵みを持続的に受け入れ、地球とともに生きるための建築の姿を取り戻そうとする概念である。“Harvest”とは、カラフル(多様)であり、ハピネス(喜び)であり、エネルギー(活力)である。それは、農耕のように、自然との関係を耕し、持続的な恵みを得ることで、そこに人が集まり、交流する場が生まれるイメージである。それらを実現するためには、自然と人とのバランスの中で関係を築かなければならない。
本展覧会は、自然の恵みを維持し続けるために、循環する環境の一部として、あるべきこれからの建築の姿を問うものである。
末光弘和+末光陽子 / SUEP.
末光 弘和+ 末光 陽子 / SUEP.
東京と福岡を拠点に国内外で活動する建築家ユニットSUEP.(スープ)。地球環境をテーマに掲げ、風や熱などのシミュレーション 技術を用いて、資源やエネルギー循環に至る自然と建築が共生する新しい時代の環境建築デザインを手がけている。
主な受賞に第27回吉岡賞(2011年)、第29回芦原義信賞(2019年)、2018年度グッドデザイン賞金賞など。主な作品に「淡路島の住宅」(2018年、兵庫県)、「九州芸文館アネックス1」(2013年、福岡県)※1、「ミドリノオカテラス」(2020年、東京都)、「SOLSO FARM オフィス」(2022年、神奈川県)※2など。現在「百佑オフィス」(台湾)※3が進行中。
※1:日本設計と共同設計 ※2:SOLSOと共同設計 ※3:RHTAAと共同設計
末光 弘和(建築家) すえみつ ひろかず
1976年愛媛県生まれ。1999年東京大学卒業。2001年同大学大学院修了。2001–06年伊東豊雄建築設計事務所。2007年よりSUEP.主宰。2009–11年横浜国立大学Y-GSA設計助手。2020年より九州大学大学院准教授。
末光 陽子(建築家) すえみつ ようこ
1974年福岡県生まれ。1997年広島大学卒業。1997–2003年佐藤総合計画。2003年にSUEP.を設立。2018–22年昭和女子大学非常勤講師。
『SUEP. 10 Stories of Architecture on Earth
末光弘和+末光陽子 / SUEP.建築作品集』
発行年月:2022年6月
発行:TOTO出版(TOTO株式会社)
TEL:03-3497-1010 https://jp.toto.com/publishing
ニュースリリース全文は、以下よりダウンロードしてご覧ください。
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