経営とCSRの一体化を加速させる
新共通価値創造戦略 ＴＯＴＯ ＷＩＬＬ２０３０を策定

ＴＯＴＯ株式会社（本社：福岡県北九州市、社長：清田 徳明）は、2030年に「持続可能な社会」と「きれいで快適・健康な暮らし」の実現を目指す、新共通価値創造戦略 ＴＯＴＯ ＷＩＬＬ２０３０を策定しました。
合わせて本戦略を実現していくため、最初の3年間（2021年度～2023年度）を中期経営課題(ＷＩＬＬ２０３０ ＳＴＡＧＥ１)として具体的な目標を定め、環境変化に対応していきます。

これまでＴＯＴＯグループは、創立者の「健康で文化的な生活を提供したい」という想いのもと、約1世紀にわたり、時代の変化に対応しながら水まわりを中心とした豊かで快適な生活文化を創造し続けてきました。今回、新たに長期視点で実現したい暮らしや社会・環境について定め、その実現に向けた戦略を策定し、取り組むべき重要課題「マテリアリティ」を「きれいと快適」「環境」「人とのつながり」として、経営とCSRの一体化に取り組みます。そして、2050年にカーボンニュートラルで持続可能な社会の実現を見据え、2030年に地球環境に負荷をかけず豊かで快適な未来社会を実現することや、楽しく健康で安全な暮らしの実現に取り組むことで、経済的成長の実現を目指します。

ＴＯＴＯグループは広く社会や地球環境に貢献する存在であり続けることを目指し、環境や社会的価値、経済価値を同時に実現する新共通価値創造戦略 ＴＯＴＯ ＷＩＬＬ２０３０を通じて、国連の「持続可能な開発目標（SDGs）」にも貢献していきます。

ＴＯＴＯ ＷＩＬＬ２０３０は“Ｗe Innovate Leading Lifestyles（わたしたちは、最上のライフスタイルを提案（革新）します）”の略で、“新しい暮らし方や価値観の変化の中で、『持続可能な社会』と『きれいで快適･健康な暮らし』を実現するという「意志=WILL」を持って、世界中にＴＯＴＯファンを増やしていく”という想いを込めたものです。
昨今の度重なる自然災害や世界規模のパンデミックなど、変化が激しく、不確実な経営環境下において、企業が果たすべき責任や役割はますます大きくなっています。そこで、ＴＯＴＯグループは従来型の緻密に積み上げていく計画ではなく、長期視点で実現したい暮らしや社会・環境を定め、バックキャストアプローチで策定しました。創立者の「健康で文化的な生活を提供したい」という志を原点に、事業を通して社会課題の解決に取り組むことで経済的成長も実現します。

今回新たに策定した新共通価値創造戦略 ＴＯＴＯ ＷＩＬＬ２０３０の中で、「きれいと快適」「環境」を両立するＴＯＴＯらしい商品群として「サスティナブルプロダクツ」を設定しました。これらの商品をグローバルで普及させることにより、地球環境に配慮した、豊かで快適な社会の実現に貢献していきます。

2021～2023年度 中期経営課題(ＷＩＬＬ２０３０ ＳＴＡＧＥ１)

新共通価値創造戦略を実現していくための最初の3年間（2021年度～2023年度）を中期経営課題(ＷＩＬＬ２０３０ ＳＴＡＧＥ１)として、事業活動と「ＴＯＴＯグローバル環境ビジョン」をより一体化させ、市場の成長性を常に注視し、実行計画に落とし込み、具体的な目標を定め、環境変化に対応していきます。中期経営課題(ＷＩＬＬ２０３０ ＳＴＡＧＥ１)は「持続可能な社会」と「きれいで快適・健康な暮らし」に貢献するために、「商品」においてはＴＯＴＯらしい「きれい・快適・健康」に役立ち「環境」配慮した商品を次々と市場に投入し、「サービス」においては世界中で人とのつながりを大切にし、信頼され続ける存在へ進化していきます。マーケットを見える化し、各国にあった体制づくりを行い、デジタル技術を活用し、自社だけでは成し得ない価値創出、事業プロセス変革を実践していきます。
新体制で世の中を上回るスピードで変化しながら、広く社会や地球環境に貢献する存在であり続けていくことで、世界中にＴＯＴＯファンを増やしていきます。