「アンサンブル・スタジオ展 Architecture of The Earth」
Ensamble Studio: Architecture of The Earth

TOTOギャラリー・間(東京都港区)は、地球規模の視点で建築の可能性を追求し、スペインとアメリカを拠点に活動を続ける建築家、アントン・ガルシア=アブリルとデボラ・メサが主宰するアンサンブル・スタジオの日本で初めての個展「Architecture of The Earth」を2021年6月8日(火)~9月12日(日)の会期で開催します。
本展覧会は、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、TOTOギャラリー・間内での混雑と濃厚接触の防止策として、「事前予約制」を導入します。

「アンサンブル・スタジオ展 Architecture of The Earth」  Ensamble Studio: Architecture of The Earth
新型コロナウイルスの感染症拡大を受け、お客様および当社従業員の健康と安全を第一に配慮し、
TOTOギャラリー・間内での混雑と濃厚接触の回避を目的とした防止策を実施します。 
詳細はTOTOギャラリー・間ウェブサイト(https://jp.toto.com/gallerma)をご参照ください。

展覧会概要

地球規模の視点と、自然と響きあうような力強い造形、独自の構法を軸に、建築の可能性を追求するアンサンブル・スタジオ。TOTOギャラリー・間では、スペインとアメリカを拠点に活動を続ける彼らの、日本で初めての個展を開催いたします。

アンサンブル・スタジオは、アントン・ガルシア=アブリルとデボラ・メサが主宰する職能横断型チームとして、スペインのマドリードで2000年に設立されました。彼らは単に建物のデザインを行うだけでなく、実験を通して自らの手で考え、建設方法まで考案することにより、他に類を見ない革新的な建築を生み出してきました。

彼らの活動は近年、よりダイナミズムを増し、広大なスケールのプロジェクトも手がけるようになりました。2016年にはアメリカのモンタナ州にあるティペット・ライズ・アート・センターにおいて、屋外彫刻のような一連の作品「ランドスケープの構造体」を発表。約48㎢の広大な敷地に点在する、先史時代の遺跡を思わせるような構築物は、大地を型枠に利用しながらも、現代の技術をベースに、モックアップによる検証、コンピューターを使ったモデリングなど、複雑な構造計算と建設プロセスを経て完成しました。

こうした彼らの活動は、地球規模で建築を考える「Architecture of The Earth」というテーマに結実しています。本展覧会では、「地球」と「建築」の関係性の探究のなかから生まれたプロジェクトに焦点をあて、アンサンブル・スタジオ独自のリサーチ・設計・建設の過程を、模型や映像を通じて紹介します。

TOTOギャラリー・間

展覧会詳細

展覧会名(日):アンサンブル・スタジオ展 Architecture of The Earth
展覧会名(英):Ensamble Studio: Architecture of The Earth
会 期:2021年6月8日(火)~9月12日(日)
開館時間:11:00~18:00
休館日:月曜・7月22日(木)、23日(金)・夏期休暇 [8月9日(月)~16日(月)]
    ※状況により、会期や内容等を変更する場合がございます。
入場料:無料、事前予約制

*新型コロナウイルスの感染症拡大を受け、お客様および当社従業員の健康と安全を第一に配慮し、TOTOギャラリー・間内での混雑と濃厚接触の回避を目的とした防止策を実施します。
防止策の一環として事前予約制を導入します。
事前予約は、TOTOギャラリー・間ウェブサイト(https://jp.toto.com/gallerma)よりお申し込みください。予約受付開始:2021年5月中旬~


会 場:TOTOギャラリー・間
    (〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F)
    東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分
    TEL:03-3402-1010  https://jp.toto.com/gallerma
主 催:TOTOギャラリー・間
企 画:TOTOギャラリー・間運営委員会
    (特別顧問=安藤忠雄、委員=千葉 学/塚本由晴/セン・クアン/田根 剛)
特別後援:スペイン大使館
後  援:(一社)東京建築士会/(一社)東京都建築士事務所協会/
     (公社)日本建築家協会関東甲信越支部(一社)日本建築学会関東支部

展覧会コンセプト

Architecture of The Earth

大地(Earth)は素材だ。
私たちが暮らし、変化をもたらす場所でもある。
大地から建築をつくることもできる。
大地は、それ自体で存在しているものでもある。
あるいは、その表面をならすこともできる。

岩に刻まれた古代のモニュメントの痕跡やその建造物、周囲を取り巻く素材に秩序を与えているヴァナキュラーな建築群、ランドアートや土を使った作品などは、大地をとめどなく搾取できる資源ととらえる考え方を超えて、土地や地形をよりいきいきと活かすことができる可能性を示している。

「Architecture of The Earth」では、アンサンブル・スタジオが過去20年間に行ってきた、一連のリサーチや専門的なプロジェクトを紹介する。異なる時期、異なる場所、そして異なる理由のために展開されながら、それらはすべて「建築」と「地球(The Earth)」の関係、あるいは私たち人間が環境に及ぼす影響について熟考する機会を与えてくれる。地形を読み取り、再び活用し、その堅い表面を補強し、あるいは型枠として利用し、場所のもつ自然の力を利用し、相乗効果を生み出しながら、構築物をつくっていく。
地質上のさまざまな作用に学びながら、アナログな施工方法を開発し、新しい建築言語を見い出しながら、私たちの想像力は探究する価値のある未知の領域へと開かれていく。

TOTOギャラリー・間の展覧会では、各空間がそれぞれのテーマ――「アイディアラボと中庭(リサーチ&デザイン)」「オーディオビジュアルランドスケープ(施工)」のもとで展開される。アイディアから実現化へ、そして再びアイディアへと巡る旅の道のりである。そして、それは現在も続き、「終わることのない冒険」というテーマを表す循環である。

アントン・ガルシア=アブリル&デボラ・メサ
アンサンブル・スタジオ

建築家プロフィール

アンサンブル・スタジオ
@Ensamble Studio

アンサンブル・スタジオ

アンサンブル・スタジオは、2000年に設立され、建築家アントン・ガルシア=アブリル(1969年生、写真左)とデボラ・メサ(1981年生、写真右)が主宰する職能横断型チームである。彼らの作品はリサーチと実践のバランスをとりながら、ランドスケープの構築から住宅のプレファブリケーションといった多様な課題に取り組むために、タイポロジー、技術、方法論を刷新する。初期の作品から最新作まですべてのプロジェクトにおいて、彼らが扱う分野、そして社会における建築家の役割のさらなる進歩を目指して、実地実験を行っている。彼らの作品では、アート、科学、建設、開発とデザインとを連携させ、アイディアを最も良い方法で形に置き換える方法を探究している。
近年ガルシア=アブリルはマサチューセッツ工科大学にて、メサはジョージア工科大学にて教鞭を執る。代表作に、「ランドスケープの構造体」(米国、モンタナ州、ティペット・ライズ・アート・センター、2016)「カン・テラ(大地の家)」(スペイン、メノルカ島、2018~)、主な受賞としてRIBA チャールズ・ジェンクス賞(2019)等がある。

関連書籍

『(仮)アンサンブル・スタジオ作品集』

発行年月:2021年6月(予定)
発  行:TOTO出版(TOTO株式会社) TEL:03-3497-1010
   https://jp.toto.com/publishing

広報用図版(作品) 1/1

【1】 ペトリファイド・リバー(石化した川)リサーチ(2017~)

【2】 スペイン著作権協会本部 (スペイン、サンティアゴ・デ・コンポステラ、2007)

【3】 トリュフ(スペイン、コスタ・ダ・モルテ、2010)

【4】 ランドスケープの構造体  インバーテッド・ポータル(裏返された門) (米国、モンタナ州、ティペット・ライズ・アート・センター、2016)

TOTOの建築文化活動 TOTOは、建築専門ギャラリー「TOTOギャラリー・間(ま)」と建築系書籍の出版を行う「TOTO出版」を運営しています。

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