初のオンライン開催、世界最大規模の技術見本市
「CES2021」に出展

~TOTOがウェルネストイレの取り組みを初表明~

TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:清田 徳明)は、初のオンライン開催となる世界最大規模の技術見本市「CES2021」(2021年1月11日〜14日※1)へ出展します。

アメリカのCTA(Consumer Technology Association)が主催する「CES」は、先進的な技術やイノベーターの発表の場として、グローバルに注目されている展示会です。例年、アメリカ・ラスベガスで開催されてきましたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大をうけ、「CES2021」は全てオンライン開催となります。TOTOは2016年より出展し、今回で6回目となります。

TOTOは、1917年の創立以来、トイレなど水まわり設備機器メーカーとして100年に渡って取り組んできた、衛生・清潔・快適な生活に貢献する技術革新を世界に広めていくことを、「TOTO CLEANOVATION」のメッセージで訴求します。さらに、今回 “健康”という新たな生活価値創造をめざすウェルネストイレの取り組みを初表明し、出展コンセプトを「Hello, I’m your Wellness Partner.」としました。

CES2021 TOTOのキービジュアル
CES2021 TOTOのキービジュアル
「TOTO CLEANOVATION」では、新型コロナウイルス感染拡大がもたらしたニューノーマルにおいて衛生・清潔への意識が高まる中、TOTOが従前より取り組んできた「TOUCHLESS(非接触)」、「WASHLET※2」、「CLEAN SYNERGY」を、アメリカ市場含め世界に広げていくことを訴求します。

初表明となるウェルネストイレの取り組みでは、特別な操作や装置は不要で、普段どおりにトイレを使うだけでさまざまな健康指標をモニタリングし、健康状態に応じたリコメンドをスマートフォンのアプリに届けるという基本コンセプトを紹介します。TOTOはウェルネストイレの実現にむけて、世界のスタートアップ企業や研究機関とオープンイノベーションで取り組んでいます。

TOTOは、コーポレートメッセージ「あしたを、ちがう『まいにち』に。(英語では「Life Anew」)」のもと、衛生・清潔・快適に加えて、健康にも寄り添える“ウェルネスパートナー”をめざして、お客様の期待以上の満足をこれからも追求し続けます。

※1:アメリカ東部標準時 ※2:「WASHLET」「ウォシュレット」は、TOTO株式会社の登録商標です

<展示会概要>

出展内容

「TOTO CLEANOVATION」―TOUCHLESS/WASHLET/CLEAN SYNERGY                 

TOTO CLEANOVATION
TOTOは、「クリーンであることで生活を豊かにすること、それをテクノロジーやイノベーションで実現していく」という想いを込め、“CLEAN”と“INNOVATION”を組み合わせた「TOTO CLEANOVATION」というメッセージによる訴求を2019年3月より行ってきました。

新型コロナウイルス感染拡大によるニューノーマルは、世界中の人々の衛生と清潔への意識を高めています。CES2021では、1917年の創立以来100年以上にわたる技術革新を続けてきたTOTOの水まわり商品が安心で快適な暮らしをサポートできることを、「TOUCHLESS(非接触)」、「WASHLET」、「CLEAN SYNERGY」の3つで訴求します。

●TOUCHLESS(非接触) 

●TOUCHLESS(非接触) 
トイレなど水まわりでの一連の行為を、ほとんど器具に触れることなく行えるのがタッチレス技術です。

トイレのフタの自動開閉、排泄後の自動洗浄などTOTOにはさまざまな技術がありますが、CES2021では、重要性が世界中で注目されている“手洗い”のタッチレスに貢献する「自動水栓」にフォーカスし、TOTOの拘りを紹介します。

CES2021 プレゼンテーション動画より
CES2021 プレゼンテーション動画より
TOTOは1984年に自動水栓を発売しました。当初は水栓の胴体にセンサーがありましたが、手をうまく感知できず、誤作動することもありました。そこでセンサーの小型化に挑み、水が出る先端にセンサーを組み込むことで、手を差し出せばサッと水が出る自動水栓を2001年より発売しています。

さらに、水の勢いで羽根車を回して自己発電し、電源も電池も不要とした「アクアオートエコ」は、電源工事が不要で省施工なため、あらゆる水まわりに設置しやすい商品として、日本だけでなくアメリカでも好評です。

●「WASHLET」 

1980年より発売し、日本では1982年の「おしりだって、洗ってほしい。」のTVCMで知名度を一気に上げた「ウォシュレット」。アメリカでも同じ「WASHLET」の商品名で1986年より発売を開始して以降、地道なプロモーション活動により、着実に普及が進んできていました。2020年、ニューノーマルが後押しして販売台数が大きく伸長。「おしりを洗う文化」が、アメリカにも根付き始めようとしています。

「WASHLET」

CES2021 プレゼンテーション動画より
CES2021 プレゼンテーション動画より
TOTO U.S.A.は、「WASHLET」の由来である“Let’s Wash(さあ、洗いましょう)”をキャッチフレーズに用いた海外プロモーションをCES2021より開始します。

そして、おしりを洗う技術への拘り―少ない水でも強くてたっぷりした洗い心地を実現する「エアインワンダーウェーブ洗浄」や、トイレを快適に過ごすための暖房便座や脱臭機能などを紹介します。

●CLEAN SYNERGY

CLEAN SYNERGY
TOTOのトイレ技術は、個々の技術が優れているだけでなく、連動することで相乗効果を生み、使うたびにトイレ自体を清潔に保ちます。その一連の技術が「CLEAN SYNERGY」です。
  1. プレミスト・・・・・・・使用前に便器ボウル面にミスト(水)を自動で吹きかけ、
                汚れをつきにくくする
  2. セフィオンテクト・・・・陶器表面の凹凸を100万分の1mmのナノレベルでなめらかに
  3. フチなし形状・・・・・・汚れがたまりやすいフチ裏をなくした便器形状
  4. トルネード洗浄・・・・・渦を巻くような水流により、少ない水で効率的に洗浄
  5. EWATER+・・・・・・・水を電気分解して除菌成分(次亜塩素酸)を含む水をつくり、
    (きれい除菌水)     便器やノズルを自動で除菌

ウェルネストイレの取り組み <初表明>                 

CES2021 プレゼンテーション動画より
CES2021 プレゼンテーション動画より
2017年に創立100年を迎えたTOTOは、次の100年も業界をリードし続けるため、デジタルイノベーションを積極的に進めていきます。TOTOは、オープンイノベーションで世界中のスタートアップ企業や研究機関と連携し、全く新しい水まわり商品の開発を進めています。

CES2021では、その一つである「ウェルネストイレの取り組み」について、コンセプトを初表明します。

ウェアラブルデバイスなど、健康状態を確認するためのツールはさまざまありますが、日常的な生活習慣の中で確認できるトイレは、人々の健康をサポートするのにより便利で最適なスペースだとTOTOは考えています。排泄時には自然と衣服を脱ぐため、トイレの便座と皮膚が接する、独特のタッチポイントがあり、加えて、排泄物そのものから、さまざまな健康データが得られる可能性があります。

CES2021 プレゼンテーション動画より
CES2021 プレゼンテーション動画より
TOTOがめざしているウェルネストイレは、いつものように座って用を足すだけで、体の状態をスキャンし、健康に関するリコメンドを返してくれます。健康チェックのために特別な動作をしたり、身に付けたりする必要がなく、ただトイレを使うだけで、スマートフォンのアプリにリコメンドが届きます。

また、「デザインと機能の高度な融合」をめざし、ノイズレスデザインを極めてきたTOTOは、ウェルネストイレにおいてもノイズレスをめざします。健康チェック機能のために凹凸や隙間が発生し、トイレが汚れやすくならないようにデザインします。

シンプルで美しいトイレに、さまざまな健康状態がチェックできる機能が搭載されている―そうしたウェルネストイレの実現に向けて、想いを共有いただいているスタートアップ企業や研究機関と共に取り組んでいます。

世界中の皆様の“ウェルネスパートナー”をめざすTOTOに、どうぞご期待ください。

TOTOグローバル環境ビジョン
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