TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:清田 徳明)が運営するTOTOミュージアム所蔵のウォシュレット※1一体形便器「ネオレストEX」が、一般社団法人建築設備技術者協会(JABMEE、会長:野部達夫)より、2020年度「建築設備技術遺産」に認定されました。
今回認定されたTOTOミュージアム所蔵の「ネオレストEX」は、「便器でない便器を作る」というテーマのもと、機能・デザイン全てにおいて最高水準の満足を提供できる次世代トイレを目指して開発されたウォシュレット一体形便器です。今回の認定は、従来便器後方に設置されていたタンクを無くした「タンクレス便器」を実現したことにより、トイレの空間づくりの自由度を高めたことから、建築設備として価値ある製品と認められたことによるものです。TOTO製品の同遺産への認定は、2012年度、2014年度、2016年度、2017年度に続き5回目となります。
TOTOミュージアムは、2015年8月28日に開設して以来、数多くのお客様に来館いただき、今年の1月には来館者総数34万人を突破しました。同館が所蔵する「ネオレストEX」は、第2展示室「水まわり商品の進化」の大便器・給水タンクコーナーと大便器・洗浄水量コーナーに各1台ずつ常設展示しています。
今回認定されたTOTOミュージアム所蔵の「ネオレストEX」は、「便器でない便器を作る」というテーマのもと、機能・デザイン全てにおいて最高水準の満足を提供できる次世代トイレを目指して開発されたウォシュレット一体形便器です。今回の認定は、従来便器後方に設置されていたタンクを無くした「タンクレス便器」を実現したことにより、トイレの空間づくりの自由度を高めたことから、建築設備として価値ある製品と認められたことによるものです。TOTO製品の同遺産への認定は、2012年度、2014年度、2016年度、2017年度に続き5回目となります。
TOTOミュージアムは、2015年8月28日に開設して以来、数多くのお客様に来館いただき、今年の1月には来館者総数34万人を突破しました。同館が所蔵する「ネオレストEX」は、第2展示室「水まわり商品の進化」の大便器・給水タンクコーナーと大便器・洗浄水量コーナーに各1台ずつ常設展示しています。
ネオレストEXについて
建設設備技術遺産 認定第37号
TOTOミュージアム所蔵のウォシュレット一体形便器(ネオレストEX)
品番:CES990B(ネオレストEXⅠ)/CES991B(ネオレストEXⅡ)
発売期間:1993年~2002年
■開発の経緯
当時の日本の住宅トイレは、水洗化や洋式化、温水洗浄便座の普及などにより居住性の高い空間へと進化しつつあり、以降心地よさ・安らぎなどさらに快適性と個性化がトイレに求められるようになった。また、環境問題が国境を越えた人類共通の課題として人々に認識されるようになり、生活の中の水まわり機器については、社会的要請として「節水」が大きなテーマとなっていた。
このような背景を受け、新開発の洗浄方式「シーケンシャルバルブ方式※2」により、タンクレスと節水化を実現したネオレストEXが開発された。
TOTOミュージアム所蔵のウォシュレット一体形便器(ネオレストEX)
品番:CES990B(ネオレストEXⅠ)/CES991B(ネオレストEXⅡ)
発売期間:1993年~2002年
■開発の経緯
当時の日本の住宅トイレは、水洗化や洋式化、温水洗浄便座の普及などにより居住性の高い空間へと進化しつつあり、以降心地よさ・安らぎなどさらに快適性と個性化がトイレに求められるようになった。また、環境問題が国境を越えた人類共通の課題として人々に認識されるようになり、生活の中の水まわり機器については、社会的要請として「節水」が大きなテーマとなっていた。
このような背景を受け、新開発の洗浄方式「シーケンシャルバルブ方式※2」により、タンクレスと節水化を実現したネオレストEXが開発された。
■製品特長
- 新洗浄方式「シーケンシャルバルブ方式」の開発により、水道直圧式のみでの洗浄を可能とし、タンクレストイレを実現。
- タンクの無いシンプルな便器にコンパクトですっきりした外観は、トイレ空間に余裕と広がり感をもたらし、空間づくりの自由度を高める。
- シーケンシャルバルブ方式は給水管直結で洗浄を行うため、タンクへの貯水時間が無くなり、連続使用が可能。
- 「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です。
- シーケンシャルバルブ方式とは、一連の便器洗浄を段階的なステップ「リム(便器のフチ)から水を流して便器ボウル面を洗う→排水路にサイホン現象を起こさせるためにゼット穴から勢いよく吐水する→再びリムから水を流して水を溜める」に分けて考え、マイクロコンピューターを使ってバルブを自動的に制御する洗浄方式。
ネオレストについて
ネオレストとは、“ネオ”(新しい)と“レスト”(レストルーム)を合わせ、「次世代トイレ」の意味が込められているウォシュレット一体形便器です。初代であるネオレストEX以降、さまざまな最新技術を取り入れつつ、節水性能も大きく進化させ、常にTOTOの最新機能を搭載した製品として進化を続けています。
■ネオレストの主な歴史 ※『』は商品名、「」は機能・技術名
建築設備技術遺産について
一般社団法人 建築設備技術者協会(https://www.jabmee.or.jp/)が建築設備部門の技術および設備関連情報とそれらを建物に収めてきた技術を次世代に伝えるとともに、建築設備の「技術」「役割」「文化」を多くの方々に広めていく目的で「建築設備技術遺産」認定制度を2012(平成24)年度に新設しました。
「建築設備技術遺産」とは、建築設備のうち、空調・衛生・電気・搬送の4領域に関する技術と、技術者の歴史的な足跡を示す具体的な事物・資料であって、下記のいずれかに合致するものです。
「建築設備技術遺産」とは、建築設備のうち、空調・衛生・電気・搬送の4領域に関する技術と、技術者の歴史的な足跡を示す具体的な事物・資料であって、下記のいずれかに合致するものです。
- 建築設備技術の進歩・発展において重要な成果を示したもの
- 生活、経済、社会、地球環境、技術教育に貢献した、または当時を反映する技術遺産である建築設備技術
TOTOミュージアムについて
TOTOミュージアムは、2017年に迎えた創立100周年記念事業として、2015年8月に開設しました。水まわりの文化や歴史とともに、TOTOが受け継いできた創業の精神やものづくりへの想い、製品の進化を紹介しています。