第15回「トイレ川柳」結果発表
―ネオレスト賞(最優秀賞)―
「まいったな 外で待ってた のは社長」

TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:喜多村 円)は、第15回「トイレ川柳」の入選作品(ネオレスト賞(最優秀賞)[1句]/スポーツとトイレ賞[1句]/仲畑貴志賞[3句]/中学生・高校生賞[3句]/キッズ賞[3句]/優秀賞[9句]/佳作[20句])を決定しました。

2019年6月17日から8月18日までの期間、トイレにまつわる川柳を募集し、過去最高の応募総数である39,448句が集まりました。計15回での累計応募総数は約38万句になります。

第1回目より「トイレ川柳」の審査員を務め、初代ウォシュレット※1の発売キャンペーン広告「おしりだって、洗ってほしい。」のコピーライター・仲畑貴志氏に選考いただいた結果、最優秀賞には「まいったな 外で待ってた のは社長」が選ばれました。自宅のトイレではなく、職場でのトイレにまつわる句の最優秀賞受賞は今回が初めてとなります。また、国際的なスポーツ大会が大きな盛り上がりを見せる昨今、今年度のテーマである「スポーツとトイレ」にまつわる“スポーツとトイレ賞”には「トイレから 出た目が赤い 負け試合」が選ばれました。様々な人の様々な想いが交錯する場所として、トイレ空間が人々の生活の身近に存在していることがわかります。

受賞20句(佳作以外)については、トイレットペーパー型川柳集『第15回トイレ川柳大賞』(予定価格:税込¥350)に掲載し、2019年11月10日(いいトイレの日)にTOTO出版より発行予定です。

受賞作品

ネオレスト賞(最優秀賞) ……… 1句                                                     賞品:「ネオレストAH/RH」または「賞金20万円」  まいったな 外で待ってた のは社長  (さっぱり)  スポーツとトイレ賞 ……… 1句   賞品:「コンフォートウェーブシャワー(樹脂)」  トイレから 出た目が赤い 負け試合 (尻子玉)  仲畑貴志賞 ……… 3句   賞品:「TOTOミュージアムオリジナルグッズ」 行けるとき行っておくのが旅の知恵 (うらちゃん) ねえトイレ 私は進化 してるかな (高月 美舞) ステージよりトイレに近いロックフェス(ノウセイ)  ※1:「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です。

中学生・高校生賞 ……… 3句 賞品:「Amazon ギフト券」 5,000円分  友の家トイレの本で趣味を知る (りん) その知識便座の前の日本地図 (さくさくぱんだ) 行っておけ!さっきの自分に声かけたい (おこちゃまこ)

キッズ賞 ……… 3句 賞品:「こども商品券」 5,000円分おとうとにトイレゆずってもらすぼく (カイトマン) ずぼんの中トイレがあったらいいのにな (えいえい) こわいから かいねこつれて ふんばるぞ (キムライツキ)

優秀賞 ……… 9句 賞品:「携帯ウォシュレット※1」鍵かけぬ 娘のクセを 直さねば(たぬき) トイレから 帰って冴える 将棋の手 (遅れてきた猫☆) 結婚し一気にトイレが華やかに (きょっぺ) 祝日であれば良いのにトイレの日(トイレマネージャー) もし今が 夢なら怖い トイレ中 (お茶の子) 忘れないトイレを借りたこのお店 (クジラ) 一流の会社はどこもピカピカだ (ルビー) 空港のトイレで気づく異国感 (サラミ) 世界一スッキリさせてくれる場所 (まっちゃん)

佳作 ……… 20句 賞品:「QUOカード」 1,000円分 息殺し 部下の会話に 耳を立て (サンダーバード) 間に合った しかし仕事は 遅刻した (みっく) トイレネタ 話せるほどに デート慣れ (かきくけ子) 彼女来てきれいなトイレ疑われ (風まかせ) お父さん そこは家族の ものですよ (トト) ピカピカに気づいて欲しい嫁心 (あざらしたん) 半世紀 通い続けて まだ飽きず (あまた) 膝痛む 母に座って 欲しかった (けんけん) 借りるより貸すのドキドキするトイレ (新屋洋子) 居酒屋でトイレ1個は死に等しい (諭吉)ムンクからモナリザになり出るトイレ(よし得) 長生きしトイレの進化もっと見る (長明) あったらなトイレ貸します地図アプリ (とことこ) 新聞を 読んで何にも せずに出る (キンモクセイ) スマートな 彼は会計 我トイレ(なぎさ 麗華) トイレ待ちいっそ男になれたなら(おえみさん) 車椅子トイレ探しが旅になる(トイレに感謝) 我が家から 消えた会話と 水タンク(ちゃったマン) 早く出て清楚な妻がドア叩く(さらにゃん) 初ビデを使い驚く夏休み(わっさん)

上記の結果一覧はTOTOウェブサイトでも公開しています。 TOTOウェブサイト:https://jp.toto.com/senryu/
*川柳・雅号(ペンネーム)の表記はすべて、応募者の表記通りです。
*作品の著作権は、TOTO株式会社に帰属しています。無断での転載使用はご遠慮ください。


仲畑貴志氏選評

第15回トイレ川柳の受賞作が決定いたしました。最優秀賞は「まいったな 外で待ってた のは社長」です。生活の中ではじつにさまざまなことが発生します。そのひとコマをとらえた秀作ですね。川柳のネタは現実に遭遇したことでもいいし、また、まったくのフィクションでもいいのです。その句を詠んだ方の胸に、「あ、あるある」とか「やあ、まいったね」と届けばいいのです。読み手の心に、より強く伝えるには工夫がいります。その工夫の差が入選とボツの差となるのです。たとえば、この句の場合、外で待っていた人を誰にするかで大きく変わります。社長ではなく、彼女にしたらどうでしょう。さらに、部長、先輩、母さん、子猫、山猿、こけし、信長……と、キリがありませんが、できるだけ多く挙げてみて、自分が伝えた想いが最も伝わるものを採用します。川柳は自分の発見や考えを、575のシンプルな形で表現する世界最小の短句です。江戸時代に生まれた、今でいえばツイッター、つぶやきですね。だから、誰でも気軽に活用できる。日々の生活をちょいと活気あるものにする川柳をお楽しみください。

仲畑貴志
仲畑貴志
コピーライター

1947年京都市生まれ。日本の広告界を代表するコピーライター。
代表作に、ウォシュレットの発売キャンペーン広告「おしりだって、洗ってほしい。」や「ココロも満タンに、コスモ石油」など。毎日新聞の人気コーナー「仲畑流万能川柳」の選者としても知られる。

応募者の傾向

今年で15回目を迎えたトイレ川柳は毎年子どもから大人まで、幅広い年代の方から応募があります。年代別では、20~30代は女性、60~70代は男性の応募比率が高く、全体を通して30代女性の割合が一番多くなりました。おかげさまで応募総数は累計で約38万句になりました。

応募者の傾向

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