「増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。」

Shingo Masuda + Katsuhisa Otsubo: Is It Truly Necessary?

TOTOギャラリー・間(東京都港区)は、独自性に富んだ建築作品で注目を集めている若手建築家ユニット増田信吾+大坪克亘の個展「それは本当に必要か。」を2020年1月16日(木)~3月22日(日)の会期で開催します。
また、関連イベントとして増田信吾+大坪克亘 講演会 「それは本当に必要か。」 を1月21日(火)に開催します。

展覧会  会期=2020年1月16日(木)~3月22日(日) 会場=TOTOギャラリー・間 (東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F) 休館日=月曜・祝日 ただし、2月23日(日・祝)は開館 開館時間=11:00~18:00 入場無料  講演会  日時=2020年1月21日(火) 17:30開場、18:30開演、20:30終演(予定) 会場=イイノホール (東京都千代田区内幸町2-1-1飯野ビルディング4F) 定員=500名/参加無料   CPD認定プログラム  参加方法=事前申込制 TOTOギャラリー・間ウェブサイト(https://jp.toto.com/gallerma) よりお申し込みください 申込期間=2019年10月7日(月)~2020年1月6日(月) お申し込み多数の場合、抽選の上2020年1月14日(火)までに 結果をご連絡いたします。

展覧会概要

TOTOギャラリー・間では、独自性に富んだ建築作品を生み出している若手建築家ユニット 増田信吾+大坪克亘の個展「それは本当に必要か。」を開催いたします。

たった1枚の住宅の塀から設計活動を始めたふたりは、その後、初期の代表作「躯体の窓」や「第32回吉岡賞」を受賞した「リビングプール」により高い評価を受け、建築界の注目を集めました。
彼らは、敷地のなかで「場」に大きく影響する境界や窓、躯体、基礎といった部位に着目し、大胆な解決方法を提示します。その際、そこで営まれる生活や周辺環境に対しても細やかな「観察」と「診断」をおこない、場に大きく寄与する対象を見極めて設計すべき「計画」へと導いて行きます。その行為からは、恣意的なものを排除して客観的に対象と向き合おうとする、ふたりの設計に対する純粋な姿勢がうかがえます。その過程を経ているからこそ、周囲と溶け込みながらも強い存在感を与える彼らの建築は、私たちの既成概念をくつがえし、日頃見慣れた風景が違って見えるような新鮮な感動を与えてくれるのです。

本展覧会では、増田信吾+大坪克亘の初期の作品から、「始めの屋根」「街の家」「つなぎの小屋」「庭先のランドマーク」などの近作までの設計過程を敷地模型やモックアップにより紹介します。本当に設計すべきことをどのように見出し、環境の中で定着させていくのか、彼らの探求の軌跡をご覧ください。
TOTOギャラリー・間

展覧会詳細

展覧会名(日):「増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。」
展覧会名(英):Shingo Masuda + Katsuhisa Otsubo: Is It Truly Necessary?
会     期:2020年1月16日(木)~3月22日(日)
開 館 時 間:11:00~18:00
休  館  日:月曜・祝日 ただし、2月23日(日・祝)は開館
入  場  料:無料
会     場:TOTOギャラリー・間
        (〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F)
        東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分
        TEL:03-3402-1010 https://jp.toto.com/gallerma
主     催:TOTOギャラリー・間
企     画:TOTOギャラリー・間運営委員会
        特別顧問=安藤忠雄、委員=妹島和世/千葉 学/塚本由晴/エルウィン・ビライ
後     援:(一社)東京建築士会/(一社)東京都建築士事務所協会/
        (公社)日本建築家協会関東甲信越支部/(一社)日本建築学会関東支部

展覧会コンセプト

それは本当に必要か。

最初の設計は、住宅の塀だった。家の境界を成す1枚の壁によって、僕たちのそれまでの建築の価値観は一変した。10m足らずの壁が、切実でありながら、人の生活と庭の植生、街並みを巻き込んでいった。
それは、その家の暮らしとその界隈にとって、最も設計するべき前提に思えた。これ以降、自分たちの思い描いたものをかたちづくるための設計はしていない。では、何を設計するのか。
この展覧会では、これまでの実践において、それぞれどのように設計されるべきことを発見し、状況の中に定着させてきたかを整理してみる。
その場に根本的な影響を与えられる仕組みが設計されることにこそ価値はある。異なる場の成り立ちがぶつかる境界上や、窓や基礎や軒といった部分、見過ごされがちな細かな気付きに、その価値の源が潜んでいたりする。
外側まで大きく視野を広げること、そして目を凝らすことを同時に重ねることで、本当に必要なものは何か、を改めて考える。

増田信吾+大坪克亘

建築家プロフィール

増田信吾+大坪克亘(ますだしんご・おおつぼかつひさ)
Shingo Masuda + Katsuhisa Otsubo

増田信吾(左)+大坪克亘(右)
増田信吾(左)+大坪克亘(右)
2007年に増田信吾(1982年生まれ)は武蔵野美術大学を卒業、大坪克亘(1983年生まれ)は東京藝術大学を卒業し、増田信吾+大坪克亘を共同主宰。増田信吾は2019年より明治大学特任准教授。主な作品に「躯体の窓」(2014)、「リビングプール」(2014)、「始めの屋根」(2016)、「街の家」(2018)、「つなぎの小屋」(2018)、「庭先のランドマーク」(2019)など。
主な受賞にAR Emerging Architecture Awards大賞(2014)、第32回吉岡賞(2016)などがある。

関連書籍

『(仮)増田信吾+大坪克亘 建築作品集』
発行年月:2020年1月(予定)
発  行:TOTO出版(TOTO株式会社) TEL:03-3497-1010
https://jp.toto.com/publishing

広報用図版 1/1

©Anna Nagai [1] 始めの屋根 (東京都、2016年)

©Anna Nagai [2] つなぎの小屋 (神奈川県、2018年)

©Anna Nagai [3] リビングプール (山形県、2014年)

©Anna Nagai [4] 躯体の窓 (千葉県、2014年)

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