TOTOのUD研究所では、「人」と「使いやすさ」についての基礎研究を行っています。他の研究機関、行政、異業種などとも連携して、産学連携の共同研究や国内外での研究発表を行い、ユニバーサルデザインの基盤づくりを進めています。
UD研究所
医療福祉施設のトイレは、単なる排泄の場ではなく、検査や健康チェック、リハビリテーション、介護を行う場として、他の公共施設にはない細やかな配慮と、生活の場としての癒しが求められます。医療福祉施設のトイレの実態を調査・研究し、患者さんや医療スタッフが安全で快適に使えるトイレを提案し、広く普及をはかるため、2000年に「癒しのトイレ研究会」が発足され、現在は6社で活動しています。
学校のトイレは、一日の大半を過ごす生活の場として、子どもたちの健康面・心理面に与える影響が大きく、さらに地域開放や災害時の避難場所としても非常に重要です。子どもたちや地域の人々が安心して使えるトイレづくりを目指して、1996年にトイレ関連企業で「学校のトイレ研究会」を発足し、調査・研究や講演活動などを行っています。
TOTO水環境基金を通じて、世界の国々で衛生的な生活環境への改善に取り組む団体を支援しています。これまでの活動では、干ばつ地域での飲料水確保のための古井戸を再生し、住民の長距離・長時間の水汲み労働が緩和されています。その他、トイレ等の衛生設備が不十分な小学校の設備整備を行い、子どもたちの教育・衛生環境が改善されました。
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