TOTOミュージアム
2017年の創立100周年記念事業として2015年に設立し、快適な生活文化を創造してきた足跡や、今へ受け 継がれるものづくりへの想いなどをご紹介しています。ステークホルダーの皆様との接点として、創立の地「小倉」から世界へTOTOブランドを発信するランドマークとして、魅力ある施設を目指します。2024年度は約7万2,000名様にご来館いただきました。
ステークホルダーエンゲージメント
社会のために
TOTOグループ社会貢献活動方針を策定し、「きれいと快適・健康」「環境」「人とのつながり」に基づく社会貢献活動を行っています。
TOTOグループ 社会貢献活動方針
【目的】
ＴＯＴＯグループは各国・地域および地球規模での社会課題の解決を目指して、
経営資源を有効に活用し、 事業活動とともに各地の生活環境・文化・歴史を尊重した
社会貢献活動に取り組みます。
【本文】
１．企業理念の実現に向け、人々の生活を「きれいと快適・健康」なものにする活動に取り組みます。
２．持続可能な社会の実現に向け、地域ならびに地球規模での「環境」を守る活動に取り組みます。
３．良き企業市民として「人とのつながり」を大切にし、地域や社会に積極的に貢献します。
「きれいと快適・健康」
企業理念の実現に向け、人々の生活を「きれいと快適・健康」なものにすることに向けて、「衛生的かつ快適な生活環境づくり」「建築文化の発展支援」に取り組んでいます。
TOTO水環境基金
TOTO水環境基金を通じて、世界の国々で衛生的な生活環境への改善に取り組む団体を支援しています。これまでの活動では、干ばつ地域での飲料水確保のための古井戸を再生し、住民の長距離・長時間の水汲み労働が緩和されています。その他、トイレ等の衛生設備が不十分な小学校の設備整備を行い、子どもたちの教育・衛生環境が改善されました。
TOTOミュージアム
TOTOミュージアムTOTOギャラリー・間（TOTO GALLERY・MA）
TOTOギャラリー・間 企画展篠原一男 空間に永遠を刻む――生誕百年 100の問い
建築の専門ギャラリー「TOTOギャラリー・間」は、1985年の開設以来、建築家やデザイナーの思想や作品を紹介しています。活動は現在グローバルに広がっており、建築を学ぶ学生や建築実務に携わる方々を対象とした講演会を日本各地で実施しているほか、TOTOグループの海外拠点と連携した展覧会・講演会活動をおこなっています。
TOTO出版
TOTO出版1989年の創設以来、建築・デザイン・生活文化をユニークな視点で捉えた書籍を発行しています。1995年からはTOTOギャラリー・間と連動した書籍の刊行も開始し、建築家・デザイナーの思想・価値観をより多面的に伝えています。
「環境」
TOTOグループは、持続可能な社会の実現に向け、地域ならびに地球規模での「環境」を守る活動として「水環境の保全」「カーボンニュートラルへの取り組み」を通じて、地域社会の課題解決や持続的な発展に貢献しています。
TOTOどんぐりの森づくり
２００６年度より開始され、全グループ社員が参加し、自分たちの手でどんぐりを拾い、職場や家庭などで育て森に返し、地域の皆様のご協力をいただきながら植樹後も草刈りなどを行っています。
海外事業所での環境活動
海外の事業所では植樹や清掃活動など、各事業所の社員が地域に根ざした環境活動を行っています。
小学生向け節水授業
地域の小学校に出前授業を行い、身近な生活での節水が、地球環境や水資源の保全に加え、CO2削減につながることを学んでもらう環境教育を行っています。
「人とのつながり」
良き企業市民として「人とのつながり」を大切にし、「地域共生」「社会福祉」「災害支援」活動を通じて、地域や社会に積極的に貢献します。
ＴＯＴＯグループ夏まつり
1984年から始まり、全国13カ所の工場で「ＴＯＴＯグループ夏まつり」を開催しています。日ごろお世話になっている地域の皆様へ感謝の気持ちを表し、地域の方との交流を深めることを目指しています。
北九州国際音楽祭
本社所在地である福岡県北九州市の芸術・文化の振興を目的とした取組みに賛同し、1988年の創設時より特別協力しています。毎年、国内外のトップアーティストを迎え、多くの方々に音楽に親しむ機会を提供しています。また、創設当初より、未就学児から中学生を対象に、未来を担う子どもたちに音楽の素晴らしさを感じてもらう「教育プログラム」も続けています。
こころの劇場
一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季が、日本全国の子どもたちに演劇の感動を届けるプロジェクト「こころの劇場」を支援しています。毎年、北は北海道・利尻島から南は沖縄県・石垣島まで、学校単位で子どもたちを無料で招待しており、年間約140都市400回の公演を行い、約50万人の子どもたちが観劇しています。ＴＯＴＯグループ社員は公演の運営ボランティアとしても参加しています。
ギラヴァンツ北九州（サッカー）
「ギラヴァンツ北九州」は、北九州に本拠地を置くサッカーチームです。TOTOは、北九州市をあげて応援しているギラヴァンツ北九州のメインスポンサーであり、地元企業として応援しています。
社会福祉活動
高齢者施設の慰問
国内外の事業所で、高齢者施設の慰問や児童福祉施設への寄付など、地域に根ざした社会福祉活動をおこなっています。
国内外の事業所で、
災害支援活動
ＴＯＴＯグループでは、大規模な豪雨・地震災害等が発生した場合には、会社と社員が一体となって被災地支援を行っています。
支援活動の一つとして、災害により被害を受けられたお客様宅に設置されてる当社の製品について「点検無料対応」を行っています。
また、「ＴＯＴＯグループ募金システム」による社内募金の実施や、被災地復興支援ボランティア活動として、瓦礫撤去や農地整備等、現地での作業も社員が積極的に行っています。
活動の進め方
「TOTOグループ社会貢献・地域共生方針」に基づき、効果的・効率的な活動を推進するためのPDCAサイクルを回しています。
社会貢献活動マネジメントシステム
2024年度社会貢献活動実績
| 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
社会貢献支出金額（億円） | 12.7 | 12.7 | 12.4 | 12.5 | 12.3 |
社員による社会貢献活動の推進（ボランティア・寄付等）
TOTOグループでは、グループ社員によるボランティアや寄付活動を奨励しています。
ボランティア活動では、グループ社員が家族やお取引先の方々とともに積極的に参加できるように、さまざまな参加機会を提供しています。「TOTO水環境基金」の助成先団体が主催する活動や地域清掃などの環境活動のほか、事業所毎に地域に根差した様々な活動に取り組んでおり、ボランティア活動を通じて、地域の方々との交流が生まれ、活動の輪が広がっています。また、2024年度からは、ボランティアに限らず寄付活動も積極的に奨励しています。ボランティアや寄付を通じて、社員一人ひとりがさまざまな社会課題に対して当事者意識を持ち、自ら取り組む風土を醸成しています。
進捗状況
2024年度 ボランティア・寄付への参加人数 48,100人
ボランティア・寄付への参加人数(累計)
| 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
| ボランティア・寄付への 参加人数（累計） | 422,500人 | 450,900人 | 482,660人 | 519,570人 | 567,670人 |
※社員およびステークホルダーの参加者数・2010年度からの累計
ボランティア休暇制度
社員がボランティア活動のために休暇を取得できるように休暇制度を整備しています。 年に5日までの範囲で特別休暇（有給の欠勤）を取得できる他、積立休暇（時効により消滅する年次有給休暇を最高30日まで積立し、ボランティアを含む指定要件につき使用可能）を利用して取得することもできます。
社員の募金へのマッチングギフト※
大規模な災害が発生した際には、TOTOグループの社員から募金を受け付けています。この募金に対して、ＴＯＴＯがマッチングギフト※として同額を拠出し、被災者支援のために義援金を寄付しています。
※マッチングギフトとは、企業や団体などが社会貢献のために寄付や義援金を募る際、寄せられた金額に一定比率の上乗せをしてから、総額を寄付する方法のこと。
お気に入りに保存しました