
商品における節水・省エネ性能向上と普及促進、再生材活用によるCO₂削減へのとりくみ
TOTOグループでは、グローバルに節水・省エネ商品を展開することにより、商品使用時のCO₂排出量を削減し、地球温暖化を防止する取り組みを推進しています。2005年当時の商品を普及し続けた場合と比べた削減効果を「商品使用時のCO₂削減貢献量」とし、目標を設定し、進捗状況を管理しています。節水・省エネ性能の高い商品をより多くのお客様に使用いただくことで、CO₂削減貢献量が拡大することから、節水・省エネ性能の向上や高性能商品の更なる普及促進などの取り組みにより、「商品使用時のCO₂削減貢献量」の目標達成を目指しています。
2024年度には281万tを削減。2050年にカーボンニュートラルで持続可能な社会の実現に向けたWILL2030 STAGE2の目標として、2026年度には360万tの削減を目指しています。
また、TOTOグループでは、積極的に再生プラスチックを使うことで、原材料の調達時に発生するCO₂を削減しています。
商品使用時CO2削減貢献量の推移

節水シャワーや断熱浴槽などの開発を進め、水まわりの中でもエネルギーを多く使う浴室の節水・省エネ性能を進化させてきました。
浴室における使用時CO2排出量削減の進化

TOTO独自のノズルで大粒の水玉をスイングしながら勢いよく吐水。それにより、「節水」と「適度な刺激感」を両立しCO₂削減に貢献。
浴室向けシャワーの日本の出荷数のうち、「コンフォートウエーブシャワー」が占める比率は7割を超えています。

最適流量:6.5L/分 (従来シャワーより約35%節水 ※)
※従来シャワーの品番:TM245CS
最適流量による当社比。最適流量とは、(一社)日本バルブ工業会の定める方法に基づき、社内モニターにて測定した「一番使いやすいと感じる流量」のこと。
海外への展開
コンフォートウエーブシャワーの技術と環境性能を、海外にも展開しています。
海外でのシャワー浴の文化や地域ごとの特性に応じて、さまざまなバリエーションを展開し、普及促進に取り組んでいます。

トイレを1日で使用する時間の合計はわずか約50分(4人家族の場合)。
使う時だけお湯をつくる「瞬間式」、便ふたと便座の「ダブル保温」など、多彩な省エネ機能によって保温電力を抑えることで、電気を使用する際に発生するCO2削減に貢献しています。
・瞬間式(湯沸かし方式)
使用するときだけお湯を作るので、連続使用でもお湯が冷たくなりません。
節電にもつながり、環境にやさしいウォシュレットです。

タンクにお湯をため、ヒーターで
加熱したお湯で洗浄します。
使用する時だけお湯を作り
洗浄します。
その他のエコ機能を搭載したおすすめシリーズ
ウォシュレット一体形便器「ネオレスト」や
瞬間式ウォシュレット「アプリコット」では、
使う時だけ便座を暖める「瞬間暖房便座」や
便ふたと便座の2つの断熱材で放熱を抑えた
「ダブル保温便座」によって、更なる省エネを
実現しています。

<対応商品※>
・瞬間暖房便座 ネオレストNX・LS・AS、アプリコット(F4系)
・ダブル保温便座 ネオレストNX・LS・AS、アプリコット、ウォシュレット®SS
※国・地域によって、取扱い商品は異なります
大便器のタンク部では、80%以上の再生プラスチックを活用しています。再生プラスチックを使うことで、バージンプラスチックと比べて原材料の調達時に発生するCO₂を削減しています。
その他、ウォシュレットやシステムバス、キッチン等の部品においても、再生プラスチックの採用を拡大しています。
再生材活用事例については こちら をご参照ください。

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