
CO2排出量の削減を目指し、輸送燃料の削減に取り組んでいます。
具体的には、積載率の向上・共同配送、鉄道や船舶輸送へのモーダルシフトなど、物流・販売パートナー様と連携し輸送の効率化に向け活動を進めています。24年度は、23年度からの物流パートナー様による積極的な省エネ車両導入(※1)や船舶輸送へのモーダルシフトの推進実施
また、SBT1.5℃活動参画(※2)により今まで以上の高い目標を設定し、削減活動をより強化することで、21年度比▲15.3%の削減となりました。
国内拠点原単位輸送燃料の削減率(2021年度比)

※1:23年は経産省公表の最新省エネ車輛導入評価を加味した算出式を採用
※2:2030年に向けた温室効果ガス削減目標実現に向けた活動(2030年目標:2021年度比▲25%削減)
以前からの課題(※3)であった輸送リードタイムの1日延長に関し、
販売部門・生産部門・物流部門の3部門連携によるテーマ解決で、モーダルシフトが可能となり、
九州エリア⇔関東エリア間の輸送の一部をトラック輸送から船舶輸送に変更
※3:船舶輸送の場合、トラック便より輸送リードタイムが長くなる

TOTOは1台のトラックで各サプライヤー様(部品メーカー)の集約集荷を行い、TOTO工場へ一括納品を行う「調達物流」を2014年度から実施し、トラック削減によるCO2削減を取り組んできました。現在では関東~九州までの物流インフラ網を構築しています。今後も全社最適物流を追及・実現する事で、輸送効率化を図り環境負荷低減を目指していきます。

TOTOはシステムキッチンの配送において、販売面で競合関係にあるクリナップ株式会社と、物流面において垣根を越えた「協同配送」を一部地域を除く全県にて実施しています。
(本テーマは、平成27年度「グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰」において「経済産業省商務流通保安審議官表彰」を受賞しました)
今後も改善を行い、トラック車両台数の削減、積載率の向上を実現し、環境負荷低減に取り組んでいきます。

コンテナ積載時のパレットを樹脂パレットからシートパレットに変更し、積載効率を上げました。
【1】パレット3段積みが可能となり、積載効率が50%向上。

【2】パレットに空きスペースがあったが、シートパレットに変更することで空きスペース分を詰めることができ、積載率11%向上。

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