よくあるご質問(Q&A)
商品に関するご質問
主な特徴はなんですか?
いつものようにトイレで排尿するだけで「尿流測定(ウロフロメトリー検査)」と「尿量測定」ができます。患者さんにプレッシャーを感じさせず、自然な排尿状態が把握できます。また蓄尿せずに都度洗浄するため、尿を扱う作業を大幅に軽減することができます。
尿比重は測定できますか?
蓄尿せずに都度洗浄するため測定できません。必要な場合は別途ご実施ください。
尿サンプル採取(採尿)はできますか?
蓄尿せずに都度洗浄するため採取できません。必要な場合は別途ご実施いただくか、専用の「採尿容器」(オプション)をご使用ください。採尿容器をフロースカイにセットすると、20~30mlの尿が溜まった後、フロースカイで尿流率や尿量の測定が開始されます。
ウォシュレットは使用できますか?
専用ウォシュレットを使用可能です。「おしり洗浄」・「ビデ洗浄」・「暖房便座」・「脱臭」・「便座開閉」などの機能があります。
また測定中にウォシュレットを操作した場合、精度維持のため測定を中止します。
※別途ウォシュレットを後付けすることはできません。
既存のトイレにフロースカイの機能を後付けできますか?
できません。トイレ一体形での販売になります。
洗浄水量は?
8L⁄回です。
海外で使用できますか?
日本国内のみの使用に対応しています。
電子カルテや画像ファイリングシステムで測定結果を閲覧できますか?
専用ソフト「尿流量管理くん」を介して、尿流率・尿量の測定結果を画像形式やCSV形式で出力可能です。
出力されたデータは電子カルテや画像ファイリングシステムで利用可能です。
耐用期間は何年ですか?
フロースカイの耐用期間は6年です。
耐用期間以降はTOTOメンテナンス株式会社が提供する有料点検を6ヶ月に1回受検してください。
ご使用方法に関するご質問
立位での排尿で測定できますか?
立位・座位のどちらでも測定可能です。
測定中に大便が出てしまった場合は?
排尿と排便を同時に行った場合、尿流率・尿量に誤差が発生します。
なお、トイレ一体形ですので大便をしてしまった場合でもそのまま流すことができます。
尿量の測定に必要な器具はありますか?
ありません。「測定開始ボタン」と「測定終了ボタン」を押すだけで尿量の測定が可能です。また、拡張機器のバーコードリーダーを使用した場合は、バーコードをかざすだけで測定が可能です。
泌尿器科外来での尿流測定についてのご質問
尿流測定(ウロフロメトリー検査)で測定できる項目は?
尿量、平均尿流率、最大尿流率、排尿時間、尿流時間、最大尿流率到達時間、ためらい時間、着座検知時間の測定が可能です。
泌尿器科外来での使い方を教えてください。
トイレで排尿するだけで、尿流量を測定できます。「測定開始ボタン」を押して排尿を行い、「測定終了ボタン」で終了します。排尿後は洗浄ボタンで便器洗浄を行います。
平均尿流率とは?
尿量を尿流時間(尿が出ている時間)で除算したものです。
ためらい時間とは?
「測定中」とリモコンの液晶画面に表示されてから、尿流を検知するまでの時間です。
入院病棟での尿量測定におけるご質問
入院病棟での尿量測定で測定できる項目は?
24時間の総排尿量の集計、24時間の総排尿回数の集計が測定できます。
入院病棟での使い方を教えてください。
患者さんはいつものようにトイレで排尿するだけで、「24時間排尿管理」が可能です。拡張機器のバーコードリーダは、1次元・2次元バーコードに対応しており、患者さんはバーコードをかざして排尿を行い、バーコードをかざすか「測定終了ボタン」で終了します。排尿後は、洗浄ボタンで便器洗浄を行いますので、後始末は必要ありません。
バーコードリーダは必要?
患者さんがご自身のバーコードをかざすだけで、患者認証と測定開始が同時に行われます。操作ミスによる患者さんの取り違えリスクを軽減します。また、患者さんと装置との接触を極力減らすことができますので、より衛生的に尿量測定が可能です。
蓄尿は可能ですか?
尿量や尿流率を測定するための装置で、蓄尿はできません。通常のトイレと同様に都度洗浄を行いますので、蓄尿が必要な場合は別途ご実施ください。