自然とのつながり、
人とのつながりを感じられる、
モリウミアスの特別な宿泊体験。
公益社団法人MORIUMIUS 油井 元太郎さんに
お話をお聞きしました。

モリウミアスは、海岸から少し離れた高台に建つ木造建築。
1923年から2002年に閉校するまで石巻市の私立小学校として、
子どもたちの学びの場だった場所です。

2011年の東日本大震災でも大きな被害が無く残っていたこの場所が、
2015年にモリウミアスとして活動を再開。
時代を超えて、子どもたちの学びの場として再開した建物について、
公益社団法人MORIUMIUS代表の油井 元太郎さんに
ご案内いただきました。

  • 公益社団法人MORIUMIUS

    こどもたちの好奇心と探究心を刺激する複合体験施設モリウミアスは、石巻市雄勝町の築93年の廃校を再生し、2015年7月にその活動を開始しました。
    自然と向き合い、そこで暮らす人と触れ合う7日間の宿泊体験で、わたしたちが自然の中の水や空気に生かされていること、生きるとはどういうことなのかを学ぶことができます。

豊かな自然とつながる機会を
大事にしたい

ダイニングの中と外ではずいぶん気温が違うんですね

日中、暖房等は使っていません。
ダイニングは特に窓を大きく作ってあるので、日中は太陽光で冬でも暖かさが保てます。また、厨房で料理をするとその熱がこもるような工夫も。 ダイニングから一歩廊下にでると野外になるので、夏の暑さや冬の寒さをそのまま感じられます。

なるほど。確かに廊下には壁がありませんね

建物を改装するにあたり、建築家や世界中の建築学生に立ち寄っていただく機会がありました。
その時に、ワークショップ形式で宿泊施設としてのデザインをお願いすることになり、「廊下の壁を全部外そう」「南側はなるべくガラスにして太陽光を取り入れよう」「天井も外そう」といったようなマスタープランが出来上がりました。
廊下は半野外で自然とつながることができる場所。昔の家屋でいう「縁側」のようなスペースです。

自然とつながる場所をつくることが必要だった?

そうですね。昔の日本家屋には当たり前のように「縁側」があり、そこで季節を感じることができていたんです。
今の住空間に半野外をつくることは難しいかもしれませんが、ここなら取り入れることができるだろうと。さすがに冬は少し寒いですが、春夏は通り抜けていく風が気持ち良くて、快適に過ごせます。

では、これで完成

はい、完成です。

すごい。徹底的に自然を体験できる(笑)。ちなみに、躯体には手を入れていらっしゃるんですか?

基礎に関しては、だいぶ手を入れました。
特に土台部分は大雨が降ると裏山の土砂が入り込んでくるので、傷んでいましたから、土台部分にコンクリを敷いて補強する必要がありました。

やはり使わない時期が長かったからでしょうか

そうですね。
2002年に閉校してから約10年、人が出入りすることが無い状態でしたから。柱も下の方は木が腐ってしまっていたので、接ぎ木をしたり、土台部分の補強に半年近くかかりました。

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