第2話 オールプラスチックで環境に優しい
傘の新スタンダード“+TIC”
株式会社サエラ 山本健さんに
お話をお聞きしました。

強い風でも壊れにくく錆びない、
また全てのパーツをリサイクル可能という
環境に優しい傘の新しいスタンダード“+TIC”。

壊れやすく、使い捨てられてしまうビニール傘。
現代の消費のかたちに疑問を投げかけているのは、
株式会社サエラ 代表の山本健さんです。

商品に込められた想いとは。
今回は、細部にまでこだわったデザインについて、
また環境と循環型社会について、お話いただきました。

傘との出会い、傘でつながる縁

傘を事業とされる経緯などを教えていただけますか?

縁ですね。たまたま巡り合った縁としか言えない。
入社してすぐに海外、台湾の小さな商社へ派遣されました。商社といっても小さな会社で、雑貨を取り扱っていたんですが。

雑貨というと、小物やバッグなどさまざまな品目があります。台湾は、日本と環境が良く似ていて、資源材料がない国なんですよ。だから、加工品貿易が主な産業でした。その加工品のひとつが傘です。

傘の輸出先は日本やヨーロッパでした。
商社としては、原価率や利益率を考える必要があったので、投資価格を抑える目的で現地に工場を作ったりしました。

それから、ずっと傘を?

実は、これからという時に、異動になりました。

あぁ。傘でやっていくぞという時に・・・。

そうですね。
企業に属しているわけですから当然、人事異動というのはあります。
ただ、いろいろと分かってきて、さあこれからという時に「戻れ」って言われてもね。
切り替えられないなと思って、会社を辞めて独立して傘の商売を続けることにしました。

なるほど。傘にそれほどの魅力が?

傘自体への魅力というよりは、台湾という国で仕事をすることに魅力を感じていました。
台湾はまだまだ貧乏な時代で、日本の高度成長期の頃と似た独特の熱量のようなものがあった。安定はしていないんだけど、毎日走り回って、飲み歩いたりもして、生活のあり方自体が生き生きとしていて、そこに惹かれました。

モノというよりも、一緒に仕事をする仲間に対しての魅力?

そうですね。みんなで上を目指そうという心意気のようなものがありました。それが仕事ともリンクしていて、楽しかったんですね。

とても良い出会いをされた。

はい。傘によってつながった縁ですね。

エコカフェ企画による、暮らしの達人インタビュー。人と暮らしの間にある様々なモノ・コト。多種多様なジャンルで活躍されている方に、環境のこと、暮らしのこと、生活を豊かにする秘訣、などなど、様々な角度からお話をお聞きするコンテンツです。

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