TOTOのグループ会社であるTOTOサニテクノ小倉工場での衛生陶器の焼成工程において、2026年1月から、CO2を排出しない「グリーン水素」と従来の都市ガスを混ぜて焼成する、水素混焼での生産を世界で初めて※開始しました。
TOTOグループは、事業所からのCO2排出量削減の目標について、国際的な認証であるSBTイニシアチブの認定を受けており、2024年3月に目標水準を1.5℃水準にアップデートしました。
TOTOが取り組む水素をエネルギーとした衛生陶器の製造は、製造工程におけるCO2排出量の削減と共に、燃料調達も含めた工程全体で外部環境変化に強い生産体制構築への取り組みです。経済価値と社会的価値・環境価値の両軸で企業価値向上を目指し、持続可能な社会とカーボンニュートラルの実現に向けて取り組みを推進していきます。
※Claim:TOTOは焼成工程にグリーン水素を使用して衛生陶器生産を行う世界初の企業です。
Footnote:ユーロモニター・インターナショナル調べ。2026年2月〜3月に実施したカスタム調査による。本クレームは、2023年の衛生陶器生産量(100万個単位)に基づく世界の衛生陶器メーカー上位20社および中国の衛生陶器メーカー3社を対象に検証されたものである。
TOTOサニテクノ小倉工場 外観
水素混焼での焼成の様子
1917年の創立時に使用していた燃料は石炭でしたが、CO2排出量の少ない燃料への転換に取り組み、2007年には海外生産拠点を含むすべての窯で使用する燃料を都市ガス(天然ガス)に転換しました。また、窯についても生産性や環境性能を進化させ、TOTOサニテクノ小倉工場では2022年に断熱性能の高いファイバー窯へと更新し、1971年から使っていた煉瓦窯と比べて約40%のCO2排出量を削減しています。今後、水素混焼を進めることで、さらなるCO2排出量削減を推進します。
2025年3月、グリーン水素混焼による新規焼成技術確立を目指し、水素発生装置を導入しました。
水素発生装置を設置した建屋の名称は「Sui Station」(スイステーション)、水素エネルギーの取り組みの「始発駅」を表現する名称として、社内公募により決定しました。
この「Sui Station」にて再生可能エネルギー電力で製造したグリーン水素を用い、実証評価を重ねることで水素混焼技術を確立しました。
「Sui Station」外観
グリーン水素発生装置
この水素発生装置の導入によるグリーン水素の製造により、「北九州市低炭素水素認証制度」において、第一号の認証を取得しています。


2022年、TOTOサニテクノ小倉工場においても、衛生陶器の製造工程で最もエネルギーを消費する焼成窯に、高効率のファイバー窯を導入。耐熱性に優れた繊維素材であるセラミックファイバーを使用することで、窯全体の断熱性能が飛躍的に向上しました。これにより、従来のレンガ窯と比較して約40%ものCO2排出量削減を実現しています。
高効率焼成窯
高効率焼成窯の内部

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