日本では家庭の外でもよく見かけるようになった温水洗浄便座「ウォシュレット」。あのウォシュレットのノズルから出る洗浄水は、一筋の連続した水流だと思っていませんか?実はウォシュレットの最上位モデル「アプリコット」の洗浄水は水玉の連続(連射)になっているのです。今回は、洗浄水のカタチをコントロールする技術の秘密と、そこから生まれたメリットをご紹介します。
洗浄水の温め方には、大きく分けて2つのタイプがあります。タンク内で水を温めて貯めておく貯湯式と、使う瞬間に水を沸かす瞬間式です。瞬間式は、貯湯タンクがなくすっきりとしたデザインで、お湯を保温する必要がない省電力タイプなのですが、瞬間的に作れるお湯の量が限られています。
限られたお湯の量で洗い心地の「たっぷり感」を生み出す。この課題を解決するため、TOTOの開発者が着目したのが、洗浄水の出し方をコントロールして、少ない量でも快適な洗い心地を創り出すというアイデアでした。
この想いから1999年に誕生したのが、ウォシュレットアプリコットに搭載された「ワンダーウェーブ洗浄」です。そのメカニズムは、まさにアイデアの結晶です。

水玉は1秒間に約100個連射、合体した大きい水玉を絶え間なくおしりに当てることで、十分な洗浄感を生み出しています。
現在では、この水玉の中にさらに空気を含ませる「エアインワンダーウェーブ洗浄」へと進化。これにより、お肌に触れたときの柔らかさと、たっぷりとしたボリューム感を同時に実現しています。

ウォシュレットアプリコットは、おしりに当たる洗浄水のカタチを細かくコントロールすることで、少ないお湯でも快適な洗い心地を実現、「節水」と「洗浄感」を両立しました。また、大きな貯湯タンクが必要なくなったことで、便座本体のデザインがコンパクトになり、日々のお掃除もしやすくなりました。
「吐水を研究し続けるうちに、手で触るだけで、洗浄水の速さや粒の大きさがわかるようになった」とまで語る開発者のこだわり。TOTOはこれからも、確かな技術で皆様の心地よい暮らしを支え続けます。
本原稿は、TOTO公式noteで公開した記事を再編集したものです。
➙ 元の記事はこちら。開発のいきさつを詳しく紹介しています。
※記事内容は、掲載時点での情報です。
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