「音姫」が発売されたのは1988年、当時は慢性的な水不足が社会問題となっていました。TOTOは排せつ音を隠すために、用を足す間にも水を流す「二度流し」に着目しました。

この音隠しのためのムダ水をなくし、水不足を解消する節水対策として開発されたのが、電子流水音を流す擬音装置「音姫」でした。「音姫」という印象的なネーミングは、当時の初代女性開発担当者が考案したものです。流水音の「音」と、美しい姫の代名詞である「乙姫様」を掛け合わせて名付けられました。現行商品は、単に水の流れる音だけでなく、鳥のさえずりも聞こえるモードにも切り替えができて、トイレの快適性を高めています。

音姫の導入は、使う人のプライバシーを守るだけでなく、施設管理の上でも大きなメリットがあります。オフィスや商業施設に音姫を導入することで、使用水量が大幅に削減されるのです。女性400人のオフィスにおける試算では、年間で約339万リットルもの節水(水道料金にして約238万円の削減)につながるケースもあります(試算条件参照)。

「既設トイレに音姫を設置したいけれど、工事が大変?」という方にもおすすめの商品があります。「乾電池タイプ」なら電源工事が難しい現場でも大がかりな電気工事なしで設置できます。さらに、別売の「音姫後付けプレート」は、既設の紙巻器の壁取付穴を使って、壁の強度を気にすることなく取り付けできます。

節水をきっかけに、トイレ空間での過ごし方に着目して商品化された「音姫」は、時代の変化とともにお客様の快適さやその気持ちにまで踏み込み、進化してきました。誰もが気持ちよく、快適に使えるトイレ空間の素敵な姫様として活躍しています。


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