森村グループの生い立ち
日本の陶磁器産業を代表する企業集団森村グループは、1876年(明治9年)、森村市左衛門と森村豊兄弟の両氏によって創立された、わが国貿易業界の草分けともいうべき森村組(現在、森村商事(株))がそのルーツです。
そのグループの歩みは、1904年(明治37年1月)、日本陶器合名会社(のち日本陶器(株)、現在ノリタケ(株))が森村組の創立者らによって設立されてからであり、その後、1917年(大正6年5月)に、同社の衛生陶器部門を分離して東洋陶器(株)(現在、TOTO(株))が、ついで、1919年(大正8年5月)に碍子部門を分離して日本碍子(株)(日本ガイシ(株))が設立されました。同じ年(大正8年5月)に、大倉陶園(現在、(株)大倉陶園)、1924年(大正13年2月)には伊奈製陶(株)(現在、(株)INAXを経て (株) LIXIL)が、その後も1936年(昭和11年9月)日東石膏(株)(1985年(昭和60年6月)ノリタケ(株) に合併)、同年10月、日本特殊陶業(株)(日本ガイシNGK点火栓部門等より分離独立)、などが設立され、こんにちの森村グループの基礎が形成されるにいたりました。