ニュースリリース
2025年12月9日
商品情報/トイレまわり
1980年6月の販売開始から45年5ヵ月 ~海外でも伸長が続くウォシュレット、「健康に寄り添う」新たな価値提案も~
TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:田村 信也)の温水洗浄便座「ウォシュレット※1」の累計 出荷台数が2025年11月に7000万台を突破しました。(シートタイプ・ウォシュレット一体形便器、国内・ 海外合計)。1980年6月に販売開始以来45年5ヵ月、住宅やパブリック※2などさまざまな用途のトイレで 採用されています。また米州や欧州、アジアをはじめとする海外では各地域に根差した提案活動を継続し さらに需要が拡大し、売上が伸長しています。加えて、2025年8月に発売される新商品では、落下中の便をセンサーでスキャン・計測し、そのデータをアプリと連携させることで、日々の健康をサポートします。これにより、「健康に寄り添う」という新たな価値を提案しています。
※1:「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です
※2:商業施設、交通施設、オフィス、学校など、住宅以外のあらゆる施設のトイレをTOTOではパブリックトイレと呼んでいます

デザインと機能を高度に融合させたウォシュレット一体形便器「ネオレスト」シリーズにて2025年8月に発売した「ネオレストLS-W/AS-W」では、ウォシュレットに内蔵した便スキャンセンサーで、使用時に落下中の便の形(硬さ)・色・量を自動計測します。計測したデータは「TOTOウェルネス」アプリに送信され、毎日の便の状態や傾向など、生活の気づきとなる情報を提供します。
TOTOは、無理なく自然と続けられる健康習慣「デイリーウェルネス」を提案します。

海外各地域の販売状況
ウォシュレットの海外販売は、1980年代後半にアメリカからスタートしました。各国の生活文化、デザイン嗜好などを追求しながら、100以上の国で発売し、中国に続き、米州、アジア・オセアニア、欧州を中心にウォシュレットの需要が増加しています。累計5000万台に到達した2019年は海外比率が約27%だったのに対し、直近の2024年では海外比率が30%を超えています。なかでも直近5年で一番伸び率が高い米州は、市場参入以降、販路拡大に向けウォシュレットの体験の場を設け、地道な認知活動を続けてきました。現在は普及期に入り、ソーシャルメディアの発達やインバウンドの増加による追い風、コロナ後の清潔意識の急激な高まりにより、大幅に伸長しています。今後も主力チャネルである建材店(Kitchen&Bath Shop)ルートやeコマース、大型小売店など購入できる場の更なる充実に加え、メンテナンスや修理等のサービス向上にも努めていきます。

ウォシュレットの販売を後押しするアフターサービス
海外でのウォシュレットの販売拡大に伴い、修理技術やサービス向上へのニーズも同様に高まっています。購入いただいたお客様に日本と同様のアフターサービス体制を構築できるよう、サービスマンの技術向上に力を入れており、TOTO基準に基づいた適切な修理やサービスが世界中どこでも提供できるように取り組みを続けています。その一環として、修理・応対のスキルを磨き続け、互いに高め合うことを目的として世界各国のサービスマンが参加する「ワールドサービスマスターズ」を2023年から実施しています。
ワールドサービスマスターズの様子



世界中のお客様に快適で清潔なトイレ空間を提供する、という想いからTOTO海外拠点ではウォシュレットの体験の場として販売店をはじめ、多くのお客様が利用する著名な施設、特に宿泊施設への納入を進めています。採用事例についてはTOTOグローバルサイト※3でもご紹介しています。
■欧州-ホテル プラザ アテネ パリ

「ネオレストWX2」を採用(一部客室)
■米州-パーク ハイアット シカゴ

ウォシュレット一体形便器「G450」を採用(一部客室)
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