TOTO株式会社（本社：福岡県北九州市、社長：田村 信也）の特例子会社^※1であるサンアクアTOTO株式会社（以下、サンアクアTOTO）の社員が、第45回全国障害者技能競技大会（全国アビリンピック）に出場し、「パソコンデータ入力」種目で銀賞を受賞しました。　

全国アビリンピックは、障がいのある方々が日頃職場などで培った技能を競う大会です。職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々に障がいのある方々に対する理解と認識を深め、その雇用の促進を図ることを目的として1972年から国際大会開催年を除き毎年開催されています。第45回大会は、10月17日（金）から19日（日）まで愛知県国際展示場で開催され、全国各地の予選を勝ち抜いた401名の選手が参加し、DTP・コンピュータプログラミング・喫茶サービスなど全25種目で技能を競い合いました。

サンアクアTOTOからは、「製品パッキング」と「パソコンデータ入力」の種目にそれぞれ1名が出場し、　　「パソコンデータ入力」種目に出場した德野 泰聖が銀賞を受賞しました。一昨年の銅賞、昨年の銀賞に続き3年連続の入賞です。

TOTOは、「共通価値創造戦略 TOTO WILL2030」で「きれいと快適・健康」「環境」「人とのつながり」を取り組むべき重要課題として推進しています。多様な人財^※2が集まり、安心して働き、イキイキとチャレンジできる会社を目指し、今後も取り組んでいきます。

※1：厚生労働省が定める、障がい者雇用に特別配慮の要件を満たした子会社
※2：TOTOグループでは、社員は重要な財産との考えから「人財」と定義しています

サンアクアTOTOは、2008年から福岡県大会への参加を開始し、全国大会において銀賞4回、銅賞3回（今回の受賞含む）受賞しています。

サンアクアTOTOは、福岡県・北九州市・TOTOの共同出資による第三セクターの特例子会社として1993年に設立しました。当初40名程だった社員は144名に、そのうち障がいのある社員は93名です。主力事業は、「TOTO」ブランドの水栓金具や衛生陶器等の内部部品組立事業です。水栓金具においては2020年3月に続き、2025年4月にも「JIS（日本産業規格）」を取得し、お客様に直接お届けする製品づくりへの挑戦も続けています。また、色鮮やかな外観の社屋は、そのデザインが評価され「第21回JIA25年賞^※3」を受賞しました。内部は高い天井や広い廊下、高さの異なる複数の洗面台を設置するなどさまざまな工夫を凝らし、誰もが安全に、安心してイキイキと働ける環境づくりに努めています。今後も、サンアクアTOTOのビジョン「自立」「参画」「信用」に沿った活動に努め、アビリンピックへの取り組みを通じて、技能者育成と技能の伝承に取り組んでいきます。

※3：主催 公益財団法人 日本建築家協会:「25年以上の長きにわたり、建築の存在価値を発揮し、美しく維持され、地域社会に貢献してきた建築」を登録・顕彰している。

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