2011年11月8日
TOTOは、国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト」への参加を表明し、2011年11月8日付で参加企業として登録されました。TOTOでは、これまで進めてきたCSR(企業の社会的責任)経営をさらに強化していくことを目指し、地球規模で責任ある企業市民として行動し、積極的に社会的責任を果たしていくことを国際社会に表明するために、「グローバル・コンパクト」の掲げる「人権・労働・環境・腐敗防止」に関する10原則を支持し、すべての事業活動を通して、これを実践していきます。
私たちTOTOグループは、「人権・労働・環境・腐敗防止」に関するグローバル・コンパクトの10の原則を支持します。私たちはグローバル・コンパクトおよびその10原則を自社の戦略、文化および日々の業務の一部にしていくことと、国連が目指している開発目標などへの取り組みに関わっていくことを世界の皆様にお約束いたします。そして、私たちの事業活動において、できる限りグローバル・コンパクトの10原則を促進していきます。
TOTOの企業活動の根底には、創立者の「国民の生活文化を向上させたい」「健康で文化的な生活を提供したい」という強い信念があり、その信念は社是・企業理念として受け継がれてきました。そして、2017年にTOTOグループは100周年を迎えます。その区切りの年に向けて、さらにその未来のために、私たちは、この信念をもち続け、地球に存在を許されている企業として"真に持続可能な社会"をリードしていくことを目指します。
そのために、今後もCSR経営を推進し、経営の客観性・透明性を高め経営責任を明確にすることによって、お客様、社会、株主、お取引先、社員からなるすべてのステークホルダーの皆様の満足を実現していきたいと考えています。世界の皆様に、TOTOグループは企業市民として、積極的に社会的責任を果たしていくことをここに表明いたします。
TOTOグループでは、お客様、社会、株主、お取引先、社員からなるすべてのステークホルダーの皆様の満足を実現し、企業価値を永続的に拡大することが企業経営の要であると考えています。2004年度に経営の客観性・透明性を高め経営責任を明確にするため、社長を委員長とするCSR委員会を発足、CSR経営を推進してきました。2011年度には、「真のグローバル企業」を目指し、事業活動とCSR活動の戦略的な統合を図るため、経営企画本部内にCSR推進部を移管し、名称を「ESG推進部」に改称しました。
「国連グローバル・コンパクト」は、世界規模で進展している温暖化、環境問題、格差社会などさまざまな問題を解決するために、1999年にコフィー・アナン国連事務総長が提唱し、2000年7月に国連本部にて正式に創設された、企業による自主行動原則です。参加企業が「人権、労働、環境、腐敗防止」に関する10原則を遵守し、「社会の良き一員」として行動し、持続可能な成長を実現するための取り組みです。
国連「グローバル・コンパクト」10原則
【人権】
原則1:企業は、国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重すべきである
原則2:企業は、自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである
【労働】
原則3:企業は、結社の自由と団体交渉の実効的な承認を支持すべきである
原則4:企業は、あらゆる形態の強制労働の撤廃を支持すべきである
原則5:企業は、児童労働の実効的な廃止を支持すべきである
原則6:企業は、雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである
【環境】
原則7:企業は、環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持すべきである
原則8:企業は、環境に関するより大きな責任を率先して引き受けるべきである
原則9:企業は、環境に優しい技術の開発と普及を奨励すべきである
【腐敗防止】
原則10:企業は、強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである
以上
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