製品環境アセスメントとは、環境に配慮した商品を継続的に開発し、環境性能を向上させるために、商品企画・設計の過程で、LCA※を用いたCO2排出量の把握から使用時の節水、省エネルギー、3R配慮など新商品の環境性能を評価する手法です。
TOTOグループでは、LCAに関するガイドラインや事例などを参考に評価項目を設定し、環境性能を評価しています。
評価の結果、TOTOグループでは、『使用段階』における、CO2排出量や水消費量が圧倒的に多いため、CO2削減、省エネルギー、節水を特に重要な環境性能として捉え、商品の環境負荷低減に取り組んでいます。
※LCA(ライフサイクルアセスメント):商品に関する材料の調達から製造、輸送、使用、廃棄まで、商品のライフサイクルのすべての段階を通して環境影響を定量的、客観的に評価すること。
<製品環境アセスメント>
環境性能の 評価項目 | 評価内容 | |
LCCO2 | ライフサイクルの 各段階のCO2排出量 | |
節水 | 商品使用時の 水消費量 | |
省エネルギー | 商品使用時の エネルギー消費量 | |
3R配慮 | 製造(設計)時の3R促進 軽量化、リサイクル材利用 再生資源利用、易分解性 材料表示 | |
空気浄化 | 商品使用時の 汚染物質(大気、水質) の浄化 | |
有害化学物質削減 | ライフサイクル全体の 汚染物質(大気、水質) の低減 | |
生物多様性 (木材) | 調達段階の木質材料の 合法木材、再生材 の利用 |
<ライフサイクルアセスメント>
TOTOグループでは、環境性能が優れた商品を「TOTOグリーン商品」と認定し、その開発と普及を促進しています。2023年度のグリーン商品売上高比率はグループ全体で83%となりました。
※グリーン商品売上高比率の定義:
「グリーン商品売上高比率」=「節水・省エネ商品売上高」÷「全売上高」
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