
洗う前のひと工夫で節約可能?!食器洗いの心得
出典:環境意識に関するアンケート-暮らしの中の節水に関する質問-
株式会社マーシュ調べ n=300(男女年代均等層化抽出)
コラム
出典:環境意識に関するアンケート-暮らしの中の節水に関する質問-
株式会社マーシュ調べ n=300(男女年代均等層化抽出)
コラム
みなさんが普段どのように食器洗いをされているかをお聞きしたアンケート結果と合わせてご紹介します。
朝・昼・晩の3食をご自宅で食べるという方も、昼は仕事場や学校で、という方など、生活スタイルはさまざま。でも、少なくとも1日に1回か2回は食器洗いをされている方がほとんどではないでしょうか。
今回は、身近な家事でもある食器洗いについて、300人の方にお聞きしました。
出典:環境意識に関するアンケート-暮らしの中の節水に関する質問-
株式会社マーシュ調べ n=300(男女年代均等層化抽出)
ため洗いをすると答えた方が40%を超えたのは40代のみ。
全体的に、ため洗いはしないと回答された方が半分以上という結果になりました。
そうですよね。食器をすぐに片づけないでシンクにためる人は家事ができない、片づけができない、という見方をされてしまうこともありますから、年齢にかかわらず、「食べたらすぐ洗う」を実践されている方が多いのかもしれません。
でも、家計や環境のことを考えると、必ずしも「食べたらすぐ洗う」が良いというわけでもないんです。
また、もうひとつのアンケートでは、食器洗いの方法についてお聞きしました。
汚れを拭き取らない、わからない、と答えた方が半数以上。
拭き取ると答えた方は30~40%という結果になりました。
20~30代に比べると40代以上の方に、拭き取ると答えた方が多いのが特長です。
水を使う回数を減らすのが「ため洗い」、水や洗剤を使う量を減らすのが「汚れを拭き取ってから洗う」。
ため洗いは、決して食器を洗わずに放置しているということではありません。
食器をすぐ洗う場合もため洗いをする場合も「すぐ片づける」ことが大事。
更に洗う食器の順序を工夫することで、使う洗剤の量や水の量を節約することができます。
≪食器洗いのポイント≫
ポイント1:食器は重ねない
食事が済んだあと、片付けの際につい食器を重ねてしまいがちですが、食器を重ねることで、汚れていなかった皿の裏まで汚れを「広げる」ことに・・・。
でも食器は重ねず、油汚れやご飯粒など汚れの種類ごとに分けてシンクに運べば、そのあとの食器洗いをぐんとラクにすることができます。
ポイント2:食器を洗う順序に気を付ける
汚れの少ないものから先にあらうのが基本。コップやグラスなど、汚れが少なく割れやすいものを最初に洗います。また、水に浸けておくと傷みやすい木のお椀や箸なども先に洗ってしまいましょう。
汚れたお皿にも洗う順番があります。油汚れのないお皿、そのあとに油汚れのついたお皿という順番で洗うことで、洗う工程で油汚れなどの落ちにくい汚れを「広げてしまう」のを防ぐことができます。
ポイント3:洗う前に汚れを落とす
食べ残しなどの食器に残った汚れを洗う前に落としておくこともポイント。
捨てる予定の古い新聞を使ったり、調理で使用したゴムベラやキッチンペーパーを取っておいて、片付けの際に使うのもよい方法です。取れる汚れを取っておくことで、排水溝に食べ残しや汚れを流さなくて済み、シンク内や排水溝内も比較的きれいに保つことができます。
落ちにくい汚れの場合は、落とせる汚れだけ落とした後、水に浸けておきます。
水に浸けることで、食器の汚れが乾いてこびりつくのを防ぎますし、ご飯粒などのデンプン質は水に浸けることで柔らかくなり、落ちやすくなります。フライパンの焦げやシチューやカレーなどでこびりついた鍋の底の汚れも、食器用洗剤を入れて水に浸けておけば、汚れがふやけて落ちやすく。
ため洗いをする場合も、ポイント1.の「お皿を重ねない」「汚れの種類ごとに分類」を心掛ける。そして、ポイント3.の「食器に残った食べ残しを落とした状態」でつけておけば大丈夫。
見える汚れを落としてあるので、見た目にも不衛生さはなくなりますし、洗剤を使わないでも洗える食器、少しの洗剤で油汚れが落とせる食器など、ため洗いで汚れを落ちやすくし、洗う時の手間を減らせます。
コツさえわかれば、節水(光熱費の節約)になる!そして、食器洗い自体をラクに!
少しの工夫で、節約にも環境にも優しいので、ぜひ心掛けたいですね。
参考リンク:
TOTOのキッチン。クリーン技術「きれい除菌水」は、キッチンワークの仕上げにふきかけることで、3つのキレイを実現します。汚れを落とした後のまな板、包丁に。手洗いした後のふきんに。ごみを捨てた後の網かごに。さっと吹きかけておけば、きれいが長持ちします。