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カーボンニュートラルを実現するために、私たちには何ができるでしょうか?
私たちが暮らすこの地球では、CO₂の排出によって温暖化が進んでいます。これを防ぐために必要なのは、CO₂の排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を実現すること。
そのために、私たちには何ができるでしょうか。
私たちの生活に欠かせない水まわりからも、カーボンニュートラルの実現に貢献できることがあります。
水道水を作り、使い、処理するすべての過程でエネルギーを使っています
暮らしの中で当たり前に使っている水道水。実は私たちのもとに届き、自然に戻るまでに多くのエネルギーが使われています。普段何気なく利用している水道水やお湯が、どれほどのエネルギーを使って作られているのかを知って、カーボンニュートラルを考えてみましょう。
水を浄化する浄水場
水をきれいにするための浄水場では、取水・消毒・撹拌(かくはん)・ろ過・送水といった各過程で、さまざまな機械が稼働しており、電力などのエネルギーが使われています。
水を汲み上げ、家庭へ届けるポンプ
浄水場や下水処理場に設置されている送水ポンプは、大量の水を汲み上げるために多くの電力を消費しています。また、きれいに処理された水を各家庭に届けるために給水ポンプが使われています。
下水処理場での処理過程
下水処理場も取水や送水に加え、異物を取り除く除去装置・生物処理・化学処理など、多くの過程でエネルギーを消費しています。
家庭でお湯を使う
家庭では、お湯を使う時に電力やガスなどのエネルギーを消費しています。例えば、お料理や洗い物、お風呂のお湯はり、シャワーなど、日常のさまざまなシーンでエネルギーが必要であることを意識してみましょう。
毎日の暮らしの中で、水やお湯を使うとどれぐらいのCO₂が発生しているのでしょうか?
日本のすべての家庭から排出されるCO₂は、1年間で1億5,800万トンにもなります。そのうちの21%が水まわりから排出されています。その主な要因は、水とお湯を使用した場合の電力やガスにあります。日常生活の中で何気なく使っている水やお湯が、実際には多くのエネルギーを消費しており、それがCO₂排出につながっているのです。
1世帯当たりの水道利用で排出するCO₂は1年間で71キログラム
これは、樹齢約40年のスギの木8本が1年間に吸収するCO₂と同じ量を排出していることになります。
出典:(国研)国立環境研究所 温室効果ガスインベントリオフィス 日本の温室効果ガス排出量データ(2022年度)<確報値>
・水道は上下水道施設で使用するエネルギー起源CO2(業務その他部門-電気ガス熱供給水道業の一部)のうち、家庭寄与分を推計したもの
林野庁 地球温暖化防止に向けて「森林はどのくらいの量の二酸化炭素を吸収しているの?」(スギ1本当たり年間約8.8キロのCO2を吸収)
1世帯当たりの給湯によるCO₂排出量は、1年間で517キログラム
お湯をわかす際にガスや電力を使用することによるCO₂排出量は、なんと年間約517キログラムに上ります。これはスギの木、60本分が1年間に吸収するCO₂と同じ量になります。
出典:(国研)国立環境研究所 温室効果ガスインベントリオフィス 日本の温室効果ガス排出量データ(2022年度)<確報値>
林野庁 地球温暖化防止に向けて「森林はどのくらいの量の二酸化炭素を吸収しているの?」(スギ1本当たり年間約8.8キロのCO2を吸収)
まずは暮らしの身近なところから取り組んでみましょう
こうした工夫の一つひとつが、CO₂排出量の削減につながります。
TOTOは暮らしの中からできるカーボンニュートラルをご提案していきます
普段の生活の中で水やお湯の節約に関心を持ち、活動することで環境への負荷を減らすことができます。TOTOと一緒にカーボンニュートラルの実現と持続可能な未来を目指していきましょう。
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