埼玉県南西部に位置する志木市。旧庁舎は築約40年以上が経過し、老朽化や耐震性不足などの問題を解消するために建替えを実施。新庁舎のコンセプトは、人や環境にやさしい「スマート」で「コンパクト」な市庁舎。さまざまな利用者に配慮されたトイレも、節水や節電が図れる器具を選定。新庁舎にふさわしい仕様となっている。

建築概要

所在地 埼玉県志木市中宗岡1-1-1
施主 志木市
設計 株式会社 佐藤総合計画
施工 鹿島建設株式会社
敷地面積 9,039.15㎡
建築面積 4,244.71㎡
延床面積 12,621.63㎡
階数 地下1階、地上4階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
竣工年月 2022年6月

特長

建物の特徴

志木市は、埼玉県南西部に位置し、市内には荒川、新河岸川、柳瀬川の3本の川が流れ、自然や田園風景が多く残る東京圏のベッドタウン。人口は約7万6千人。旧庁舎には、老朽化、耐震性の不足などさまざまな問題があり、現地建替えとなった。新庁舎のコンセプトは、志木市の自然環境と共生する「スマート」で「コンパクト」な庁舎。万が一の災害に備えて、過去の水害でも凌げるノキの高さ設定、水害に配慮した柱頭免振の採用を行い、市民が安心して暮らせる志木市のよりどころとして計画された。川が合流することで開かれる南側からの光や、川を遡上する風を取り込み活用することで、自然環境と一体となったエコ庁舎を実現している。

トイレの特長

トイレの配置計画としては、さまざまな利用者に配慮して、男女トイレの大便器ブースに、L型手すりとベビーチェアそれぞれを設置したブースを1ヶ所ずつ用意。バリアフリートイレ内には、設置されている器具の配置や使い方などを、音声で案内する設備が設けている。また、お子様連れ利用の多い1Fでは、乳幼児連れに配慮し、おむつ替えや授乳ができるベビールームも設置している。さらに、器具の選定においては、節水や節電に配慮した器具を選定。洗面器の自動水栓と小便器は自己発電式、ウォシュレットのリモコンはボタンを押すたびに発電し乾電池交換や電気工事が不要なエコリモコンを採用。エコ庁舎にふさわしい仕様となっている。

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