建替えられた神奈川県開成町の庁舎は、「ひとと自然が調和した"みらい"への空間として『田舎モダン』を象徴する庁舎」を標榜する。 「BELS」の最高ランク5つ星の評価を受け「Nearly ZEB」認証を庁舎として日本初の取得。トイレも、配置・サイン・設備などの要素を踏まえて計画を練り、町民・職員ともに安全・安心・快適な施設となっている。

建築概要

所在地 神奈川県足柄上郡開成町延沢773
施主 開成町
設計 株式会社松田平田設計 横浜事務所
施工 大成建設株式会社 横浜支店
敷地面積 7,699.27㎡
建築面積 2,150.16㎡
延床面積 3,893.19㎡
階数 地上3階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
竣工年月 2019年11月

特長

建物の特徴

神奈川県西部に位置する開成町。以前の庁舎は、耐震性不足、町民サービス低下などの問題があったため、「ひとと自然が調和した"みらい"への空間として『田舎モダン』を象徴する庁舎」を目指し、建替えに至った。北部地域(田園地区)、南部地域(市街地)の交流拠点となる地域連携の中核として、人と人とのつながりを深める庁舎を設計コンセプトとした。また、省エネルギーや再生可能エネルギーの活用により「BELS」の最高ランク5つ星の評価を受け「Nearly ZEB」認証を庁舎として日本初の取得。内装も、北部にある古民家の象徴である「木」にこだわり、高いデザイン性と日射遮蔽効果のある重ね木格子を採用するなど、「ウッドデザイン賞」を受賞している。

水まわりの特長

トイレも、配置・サイン・設備などのさまざまな要素を踏まえて計画を練り、車いす使用者やオストメイトやお子様連れなど、だれもが使いやすい快適な空間を実現した。町民の利用のしやすさを意識して全フロアに設置された「みんなのトイレ」には、オストメイト用汚物流し、おむつ替え用のベビーベッド、幼児の着替えに役立つフィッティングボードなどを整備。また、2F執務室奥には、職員のリフレッシュや災害時における庁舎の防災機能としてBCP対策を意識した水まわり設備を集約している。そのほかにも、コンパクト性、節水性、メンテナンス性に配慮された器具を選定することで町民・職員にも安全・安心で快適に利用できるトイレとなっている。

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