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「福岡市博多区役所庁舎」は、耐震対策のため建替え、2022(令和4)年5月に開庁。新しい庁舎は、中間層柱頭免震構造を採用し、災害時には発電機による電源を確保するなど、隣接する公園と一体的に博多区の防災拠点となる。また、市が目指す「ユニバーサル都市・福岡」への配慮がトイレにも盛り込まれ、わかりやすいピクトグラムやカラーにこだわったサインが採用されている。
建築概要
所在地 | 福岡市博多区博多駅前2-174-2 |
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施主 | 福岡市 |
設計 | 大成建設株式会社九州支店 一級建築士事務所 |
施工 | 大成建設株式会社九州支店 |
敷地面積 | 2,480.44㎡ |
建築面積 | 1,733.65㎡ |
延床面積 | 15,224.27㎡ |
階数 | 地上10階 |
構造 | 鉄骨造 |
竣工年月 | 2021年12月 |
特長
建物の特徴
「福岡市博多区庁舎」は、1971(昭和46)年に建設、耐震診断を実施し、改修による耐震対策が困難であったため建替え、2022(令和4)年5月に開庁。新しい庁舎は、さまざまな省エネルギー技術などの導入によりZEB Readyを取得した注目の高い環境配慮建物。さらに、職員や利用者の健康に配慮したオフィスとしてCASBEEスマートウェルネスオフィスSランクの認証を庁舎で初取得した。建物は地下階を設けず中間層柱頭免震構造を採用している。また、「ユニバーサル都市・福岡」を目指してだれにでもわかりやすいデザインが盛り込まれた建物となっている。
水まわりの特長
福岡市は、みんながやさしい、みんなにやさしい「ユニバーサル都市・福岡」の実現に向けて、さまざまな取り組みを推進。トイレ入口ドアなど目立たせたい場所は、周囲の壁とコントラストをつけ視認性を向上させたり、文字とピクトグラムを併記して、サイズ感やカラーにこだわったサインを掲示するなどの提案が、やさしい街づくりの推進、啓蒙活動の一環として盛り込まれている。また衛生面にも配慮し、洗面カウンターには非接触で水の出し止めができる壁付自動水栓を設置。そのほかの採用器具も、衛生的でシンプル、コンパクト性に注力して選定している。さらに災害などで下水が使えなくなった際、地下ピットに汚水を溜められるなどして使用できるトイレを1Fに設置している。
採用商品
- パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式 CFS49*系
- ウォシュレットPS (擬音装置「音姫」付きエコリモコン) TCF552*系
- スペア付き紙巻器 YH150 R/L S
- 自動洗浄小便器 UFS900WR
- ハイドロセラ・フロアPU AB690系
- ツインデッキカウンター(ボウル一体タイプ) MKWE
- コンパクト・バリアフリートイレパック UADBZ61R1B1ADD2WA
- 収納式多目的シート EWC520BRS
- ベビーシート YKA25S/YKA24S
- ベビーチェア YKA15S
- フィッティングボード YKA41系
- フック YKH21WR
- 化粧鏡 YMK52K
- シャワーユニット JSV0812系
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