埼玉県南西部に位置する狭山市では、本庁舎トイレの老朽化対策として、水まわりの改修工事を実施。洋式便器と和式便器も新しくし、清掃方法も乾式清掃に変更した。また、設備も節水・節電効果の高い器具を選定。各階の利用特性に沿い、設置場所に応じた使い勝手に配慮をしている。

建築概要

所在地 埼玉県狭山市入間川1-23-5
施主 狭山市役所
設計 株式会社金子設計
施工 住協建設株式会社(第1期)
株式会社 日和建設工業(第2期)
株式会社アップルホーム(第3期)
敷地面積 24,899.16㎡
建築面積 4,224.89㎡
延床面積 20,762.518㎡
階数 地下1階、地上3階(低層棟)
地下2階、地上7階(高層棟)
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2023年3月

特長

改修の経緯

狭山市は、埼玉県南西部に位置する人口約15万人の都市。日本三大茶のひとつ「狭山茶」の産地として有名である。築35年となる本庁舎のトイレは老朽化が進み、においの問題も発生していたため、本庁舎の改修に伴い、多数あるトイレの配管を含む水まわりの改修工事を実施。洋式便器と和式便器も新しくし、清掃方法も乾式清掃に変更した。改修にあたっては、3期に分けて工事が行われ、既存の建材を一部残すことで工事による騒音削減や工期の短縮を図り、また、工事中でもなるべく近くで、不便なく利用できるトイレの確保をすることで、閉庁せずに工事を遂行できた。

トイレの特長

男女トイレともに白を基調とした明るい空間とし、ブース材はミディアムブラウン、手すりはブラウン色系や青色系を選定するなどさまざまな利用者の使い勝手に配慮したコントラストを意識した。1Fは、総合窓口があり市民の利用が多いため、トイレサインを大きく掲示。小便器は、節水のための最先端技術を備えたマイクロ波センサー壁掛小便器セットを採用。さらに、スタイリングコーナーを新設するなど、利用者に応じた配慮をしている。改修にあたっては、節水・節電効果の高い器具を選定。ウォシュレットのリモコンは自己発電タイプ、手洗器の水栓金具は非接触で使用できる自動水栓を採用している。

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