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唐津市本庁舎は、築60年を迎えた建物の老朽化が顕著になったことから、免震構造7階建ての新庁舎に建替えた。さまざまな利用者を想定したトイレは、高齢者や乳幼児連れをはじめ、だれもが安心・安全に利用できるよう充実した機能を整備し、市民に開かれた庁舎にふさわしいもの となっている。
建築概要
所在地 | 佐賀県唐津市西城内1-1 |
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施主 | 唐津市 |
設計・監理 | 梓・坂本・平野設計共同企業体 |
施工 | <建築>松尾・岸本・唐津土建・井手共同企業体 <電気>有明電設・東島電気・米村電設共同企業体 <通信>九電工・髙田電機共同企業体 <空調>九電工・大西工業・創建共同企業体 <給排水>佐電工・小野建設共同企業体 |
敷地面積 | 15,952.34㎡ |
建築面積 | 3,220.39㎡ |
延床面積 | 16,832.49㎡ |
階数 | 地上7階 |
構造 | 鉄骨造 |
竣工年月 | 2022年5月 |
特長
建物の特徴
九州北西部の玄界灘に面した唐津市は、日本3大松原のひとつの「虹の松原」があり、美しく豊かな自然に育まれた旧城下町である。市庁舎は築約60年が経過し、建物の老朽化が顕著になったことから、庁舎機能の効率化、安全性の確保のため同敷地内に建替えを実施。免震構造の鉄骨7階建ての新庁舎は、自然エネルギーの積極的な活用とライフラインのバックアップ機能の確保により、災害時でも庁舎機能の継続を可能としている。また、唐津の歴史性を継承する庁舎デザインをはじめ、利用しやすい明るく開放的な窓口や市民ホール、さらに6Fには、だれでも気軽に立ち寄れる唐津城が眺望できるラウンジや屋外テラスを設け、市民に親しまれる開かれた庁舎を実現している。
トイレの特長
さまざまな利用者を想定し、男女トイレの大便器ブースには、L型手すり付きブース、乳幼児連れに配慮したベビーチェア付きブースを1ヶ所ずつ設置。さらに、聴覚障がい者が緊急時に行動できるようにフラッシュライト(光警報装置)を設置するなど、利用者の安心・安全に配慮している。また、安心して利用できる授乳室も完備している。大便器は、節水性に優れたパブリックコンパクト便器・フラッシュバルブ式に、ボタンを押すたびに発電するエコリモコンを搭載したウォシュレットPSを設置するなど、環境面に配慮した器具を選定。さらに下水道が寸断しても約7日間利用可能な緊急排水槽を設置し、災害時の庁舎機能の維持・継続を実現している。
採用商品
- パブリックコンパクト便器・フラッシュバルブ式 CFS494NNRA
- ウォシュレットPS (擬音装置「音姫」付きエコリモコン) TCF5534
- 自動洗浄小便器 UFS900WR
- 洗面器 L530
- 台付自動水栓 TENA40AW
- コンパクト・バリアフリートイレパック UADBK61R2A1ADN1BA
- 収納式多目的シート EWC520ARS
- ベビーシート YKA24S
- ベビーチェア YKA16S
- LED照明付鏡(間接照明タイプ) EL8001*系
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