その後、異動したエリアグループでの最初の大仕事がリニューアルしたショールームの立ち上げでした。営業活動においてショールームは、展示品を活用してお施主様の商品選びをサポートしたり、工務店様などに代わってショールームアドバイザーがプラン提案を行ったり、さまざまなお客様に向けてイベントを開催するなど重要な役割を担っています。さらに、設備の充実した新ショールームでは、新築やリフォームを漠然と考えているお客様の興味を促すきっかけにもなっており、フェアを開催した際には、お取引先様の期待の大きさを実感しました。現在は、さらにショールームをより積極的に活用してもらうための仕組みづくりを進めているところです。


入社2年目に、苫小牧・室蘭地域の担当になったのは、営業としての基礎を鍛える経験になりました。以前は、苫小牧にも営業拠点があったのですが、札幌ショールーム拡充などに伴い、北海道支社に統合されました。私が担当に就いたのは統合の直後で、地域のお取引先様の間に「サービスが疎かになる」といった不安が広がり始めていました。それを払拭するために取り組んだのが、愚直な訪問活動です。最も遠い場所だと車で2時間半ほどかかりますが、効率的に動けば1日に10ヵ所近くは回れます。これを1年近く続けた結果「営業所がなくてもTOTOはすぐ近くにいる」と感じていただけ、多くのお取引先様から苗字ではなく、下の名前で呼ばれるほどの密な関係を築くことができました。
就職活動を始めると、いろいろな業界や企業の情報が一気に入ってくると思います。情報が多すぎると目標が見えなくなることもあるので、まずは、これまでの経験を振り返ったり、自分自身を見つめなおすことが大切です。その上で、気になる会社の企業研究をおこない、将来性や展望などを、自分自身と照らし合わせてみれば、きっと最善の選択ができると思います。