TOTOヨーロッパ(出向)
S.K
商学部 2014年入社
会社に入って、少し成長できたかなと手応えを感じたのは入社2年を経て、3年目にホームセンター本部の商談窓口と店舗の両方の担当を任された頃でした。その中で印象に残っているのは、TOTOの施工付き商品の拡販施策を考えて実行したことです。ホームセンターは基本的にお客様がセルフでご購入するDIYがメインなので、接客に手間のかかる施工付き商品を積極的に販売していません。しかし、販売できれば担当客先の業績に大きく貢献できます。そこで私はホームセンターの各店舗の販売スタッフの方々に、接客や施工のポイントを指導し、施工付き商品を販売できる“売り手”を増やしていきました。そうした地道な活動は、施工付き商品の売上向上に着実に結びついていきました。本部のバイヤーの方ともその喜びを共有でき、自分の中でも達成感を覚えました。
4〜5年目には業界最大手の全国区ホームセンター様の本部・店舗の担当を任されました。当初は担当客先の要求の厳しさ、仕事量の多さに圧倒され、ついていくだけで精一杯。そんな中、懸命に営業の勘所をつかみながら、提案・実行を行なっていきました。それまでの3年間しっかりやってきたことと同じで、店舗での施策のトライアルで成果を上げ、それを本部にフィードバックし、その後、全国の店舗へ水平展開していく。その結果、成果が上がるようになっていきました。異動の際、お世話になった先方の皆様にご挨拶をした時、「評価に値する取り組みをしてくれました。新天地でも持ち前のガッツで一生懸命取り組んでください」とメールをいただいた時は、自分の頑張りが認められた気がして本当にうれしかったですね。
5年目に海外営業の社内公募に応募したのは、「TOTOの看板に頼ることのできない海外で自分を試してみたい。そこで懸命に取り組むことで、日本では知り得ない市場へのブランド浸透のノウハウが体得できる」と思ったからです。合格後すぐに海外出向はせず、グローバル事業推進本部に所属し、海外の販売拠点の取りまとめを担当。その中で海外の販売拠点や国内の各事業部、TOTO商品について深く知ることができ、また今後の仕事上、お互い協力しあえる人脈を広げることができました。結果的に自分の、そして海外出向業務へ向けた大きな糧になり良かったと思っています。特に海外パブリック商品と自動水栓の販促ツールを制作する業務では、事業部に商品の魅力を、そして海外の販売拠点には他社との差別化ポイントなどをヒアリングし、それらを販促ツールに反映していく過程で海外事業の概要やTOTOのものづくりの思想など幅広い視点を得ることができました。
今年からTOTOヨーロッパ(ドイツ)に赴任し、現在は営業企画として売上予算管理、販売戦略立案と実行、現地セールスへの情報伝達・共有などを担っています。現地の状況など吸収すべきことはまだたくさんありますが、まずはドイツ人のセールスの方々と一緒に同じ方向を向いて、TOTO商品の拡販施策を考えていくところから始めています。まだまだ初めての経験で、すべてを学んでいる段階です。初めて販売店様のショールームを訪問するとエントランスにTOTOのフラッグを立て、展示はTOTO商品をお客様に提案しやすいよう空間演出してくださっているのを目の当たりにして、ドイツではTOTO商品がこんな風に販売されているのだと感激してしまいました。早く一人前になれるように、毎日努力していきます。
「いつまでにこうなりたい」という具体的な目標はありません。今までも会社に与えられた機会や場で精一杯期待に応えられるようやってきたつもりですし、これからもそうしていきたいと考えています。さらに力をつけて、これまでに所属した部署の方々から「また一緒に仕事がしたい」と声がかかるような働き方ができたたら、自分にとって良いキャリアになるのではないかと思っています。
私もそうでしたが、学生時代にやりたいことが明確でないのは当たり前だと思います。学生の視野の中だけで考えられることはごく限られていますから。だから、自分の選択がベストだと思えるよう就活をし、行き着いた先で最善の努力をすることが大事だと思います。その先に自然に道が開けます。
TOTOヨーロッパ(出向)
商学部 2014年入社
リテール販売本部に配属。ホームセンターの本部・店舗営業を担当。5年目に海外営業の社内公募に応募し合格。2年間のグローバル事業推進本部での経験を経て、TOTOヨーロッパに出向。
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