TOTO USA Inc. (出向)
S.H
政治経済学部 2013年入社
大学3年時に留学した米国中西部のアイオワ州で、日本製の技術や文化が大好きだった私は、車やアニメ以外に日本がほとんど知られていないことに悔しさを感じました。そこで、他にもたくさんある「Made in japan」を海外に広めるような仕事をしたいと考えた時、最初に思い浮かんだのがTOTOでした。留学した時から、日本のトイレは世界一だと個人的に感じていたからです。TOTOの面接では、日本人が私しかいない留学環境の中で、さまざまなテーマを各国の留学生たちと論戦したことなど、私の話にとても興味を持って深い部分にまで耳を傾けてくださり、内定をいただくことができました。
入社後、営業として関西支社に配属され、エリアの木建ルート(床材、壁材といった建材などの販売を行うお客様)を担当することに。新人の私にとって、最初が木建ルートだったことは幸運でした。TOTOとの関係が深い設備ルート(トイレ・水栓などの住宅設備・管工機材などの販売を行うお客様)と違い、木建ルートはひたすら自分を知ってもらうことからはじまります。おかげで営業力が鍛えられました。ただ新人で視野も狭く自分を売り込むことに夢中で、先輩から「相手目線が足りない」と指摘されたことは、今も続く教訓となっています。その後の営業では、常にお客様が望むことを考える動作を体に叩き込みました。その努力が実り、1次・2次販売店だけではなく、その先の工務店にまで関係が広がり、さまざまな相談や情報が入るようになりました。そのたびにスピーディな対応を心がけた結果、競合のシェアを抜き、売上を伸ばすことに成功しました。
国内での営業活動4年間では、社内の営業コンテスト入賞などもあり、その実績が評価されてか、5年目に夢だったTOTO USAへの海外出向が決まりました。そして現在はニューヨークに駐在し、販売最前線で営業をサポートし売上目標を追いかけています。アメリカは今、とても伸びている市場です。ニューヨーク赴任時に私もショールームに入って販売支援に携わりましたが、高級ブランドとしての認知が高まる中で、コンドミニアムの富裕層のお客様にネオレストやウォシュレットが大評判に。売れ過ぎて供給が追いつかないことも多く、アトランタにある本社と掛け合いながら供給や納期を交渉。商品不足にならないよう、全力で営業をサポートしました。
サポートで私が一番大事にしていたのは、「現地社員の目線」に合わせて本音で話し合える関係を築くことです。そのためには、母国語で話すこと。だからこそ相手も打ち解け、同僚や友人に話すように悩みや困りごとを教えてくれます。「話せる」ことがいかに大切か実感しました。また、社員たちが正しく評価されることも重要です。アメリカは転職文化なので、評価されなければ優秀な人財は去ってしまいます。私は営業担当の成果内容を、月次の販売会議の詳細な資料にして上席に報告し、評価につなげていました。それだけで営業担当は気持ちが上がってやる気が出る。自分も表彰経験があったので、社員の気持ちがよくわかったのです。
今は、発売したばかりの節水トイレの新モデルが大変好調で、そのフォローに多忙を極めています。これは、発売前にお客様への一番のアピールポイントは何か、すべての営業の声に基づき販売戦略を組み立てた成果です。販売トレーニングも徹底的に重ねて発売日を迎えた結果、受注は目標を大幅に超え、おかげさまでその後も好調な売れ行きが続いています。「お客様の目線」「現場の目線」を大切にして世界に最高の商品を届ける仕事は、やはり面白いですし、今もブレない私の目標です。これからも海外での営業に汗を流し、TOTOの発展に貢献できるキャリアを歩んでいきたいですね。
その会社でどんな仕事がしたいのか、考え抜いてほしいですね。答えは入社後の自分の道標となります。海外が目標の方も多いでしょう。ぜひ「語学」と「相手目線」を養ってください。外国人に母国語で話しかけられたら、誰だってうれしくて打ち解けるはずです。その視点が、ビジネスには大切なのです。
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TOTO USA Inc. (出向)
政治経済学部 2013年入社
関西支社で木建ルート、大手ハウスメーカー、設備ルート、官公庁、リモデルクラブ店の営業を担当した後、TOTO USAの販売本部に出向。アトランタ本部勤務を経て、より現場に近いニューヨークの営業サポート担当となり、全米での目標達成に貢献すべく業務を推進している。
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