営業所に配属後の第一歩は、先輩に同行することから始まりました。OJT(実務を通じて業務に必要な知識やスキルを学ぶ研修スタイル)で営業動作を学び、ロールプレイングなどで対応力も磨いた上で、いよいよ独り立ちです。先輩から引き継ぎを受け、設備・木建ルート(床材、壁材などの販売を行うお客様)の地元工務店やリフォーム店などのお客様を任されることになりました。中でも設備ルートのお客様は、TOTOとのお取引も長く関係性も深いため、担当者の方は昔の当社商品にも詳しく、場数もたくさん踏んでおられる、いわば大先輩。TOTOの新入社員を教育するような気持ちで接してくださいます。そこで私は「教えてください!」と懐に飛び込み、知識を吸収していきました。テンポよく会話が続くようになると、お客様が「わかってきたね」という感じで喜んでくださって(笑)。そうした中でできる限りお客様のご要望に応えていき、関係性を築いていきました。一方、木建ルートは元々の取引が少ない先が多かったので、どんな相談にでもカタログを持参して訪問を重ねました。するとお客様がお風呂のリフォーム相談を受けている場面に遭遇して見積もりを依頼されたり。そうした細かい活動の繰り返しの中で関係を築き、受注につながる成果が上がるようになっていきました。