入社後1年間の研修期間を経て、住宅向けの水栓を開発するグループに配属。その直後に別の部署で立ち上がった包装改革プロジェクトに参加したことが印象に残っています。このプロジェクトのミッションは、現場に商品を届ける際の梱包を簡素化し、作業時間の削減、コスト削減を実現すること。若手社員のフレッシュなアイデアへの期待を感じた私は、施工現場やお客様宅にヒアリングに行きたいと上司に申し出ました。実際に現場を見ると、設備機器を設置する段階は通路にさまざまな部材があふれてスペースがないなどの問題点もわかってきて……。梱包を含め施工者が使いやすいものづくりを考えなければいけないのだと痛感しました。当時のヒアリング結果は今でも社内のテクニカル情報として蓄積されています。TOTOのものづくりの一助になれていると思うとうれしいですね。