


セラミック事業部
S.K
理工学研究科 応用化学コース 2023年キャリア入社
高校時代に化学の授業に魅了され、大学・大学院でも一貫してセラミックスなどの無機材料を専攻してきました。卒業後は光学ガラスメーカーへ入社し、カメラのレンズなどに使われるガラスの材料開発に5年ほど携わりました。仕事に手応えを感じる一方で、30歳という節目を前に、「もっと経験の幅を広げ、自分の専門性を別の分野でも活かしてみたいという思いが強くなり、転職を決意。
転職活動する中で出会ったのがTOTOでした。前職と同じセラミックスといっても、TOTOは半導体業界がメイン。水まわり商品の開発・製造で長年培った独自技術を最先端産業へ応用していると知り、そのダイナミックさに惹かれて入社を決めました。現在は、未知の領域に挑戦できる日々に大きな刺激を受けています。
現在は、セラミック事業部の主力商品である静電チャックの工程設計を担当しています。静電チャックは半導体製造装置に欠かせない重要部材で、完成までに数百もの工程を要します。私はその中の特定工程において、品質のバラつきを抑えるための検討を重ねています。
静電チャックは、内部の電極が発する静電気でウエハを吸着するのですが、その電極をいかに均一に形成するかというのがテーマ。半導体は、スマートフォンやパソコンはもちろん、家電や自動車など身のまわりのさまざまな製品に使用されており、需要の拡大と共に開発スピードも驚くほど速いのが特徴です。しかし、そんなスピード感の中でもTOTOは品質への妥協を一切許しません。この「誠実なものづくり」の姿勢は、エンジニアとして背筋が伸びる思いです。

工程設計の研究は、「仮説・試験・検証」の繰り返しです。午前中に試験の準備をして、午後は出てきたデータをもとに他部署と議論して次の方針を決める――。言葉にすると簡単なようですが、実際には試験が思うようにいかないことがほとんど。時には次の一手が見つからないほど良いデータが得られず、チームで頭を抱えることもあります。以前、まさに八方塞がりの状況に陥ったことがありました。その際、パートナー企業であるサプライヤーの方々と議論を重ねる中で、ふとしたヒントをいただき、ようやく解決の糸口を掴むことができました。あの時の霧が晴れるような感覚は忘れられません。一人ではなく、周囲との対話こそが突破口になるのだと実感した経験でした。
誕生から約40年。半導体業界の成長とともに、TOTOのセラミック事業は今や「TOTOの第3の柱」と言われるまでに成長しました。その期待を背負って働く毎日は、非常に身が引き締まるものです。前職での経験をベースに、新しい知識が積み重なっていく感覚があり、世界を広げて本当に良かったと感じています。
私たちの仕事はB to Bのビジネスなので、お客様の期待を上回る提案が求められます。特に開発初期の段階は、具体的な数値が定まっていないこともあり、ゴール設定には苦労します。だからこそ、今担当している開発品が完成したとき、お客様に「すごい商品だね!」と驚き、喜んでいただくことが私の目標です。品質に厳しいTOTOだからこそ自身に求められるものは大きく、苦労する場面もあります。それでも、最先端の技術に携わり、業界の最前線に立てている実感があり、大きなやりがいにつながっています。

就職活動では、まずは自分の興味がある分野を掘り下げてみてください。ただ、それと同時に、ぜひ若いうちに「自分がこれまで関わってこなかった分野」にも積極的に触れてみることをお勧めします。一見、自分とは無関係に思える分野でも、そこで得た知見が思わぬところで自分の専門性と結びつき、視野を大きく広げてくれることがあります。多様な接点を持つことは、エンジニアとしての引き出しを増やし、成長し続けるための大切な糧になるはずです。
8:30
メールチェック
9:00
社内打合せ
10:00
戦略推進に関する打ち合わせ
10:40
試験準備 (装置立ち上げ、部材準備等)
12:30
昼食
13:10
試験
15:00
試験品の分析・評価
16:00
データまとめ、関係者へ共有
17:20
退社

セラミック事業部
理工学研究科 応用化学コース 2023年キャリア入社
大学院卒業後、光学ガラスメーカーに入社し、カメラのレンズなどに使われるガラスの材料開発に5年間従事。その後、TOTOに転職し、セラミック事業部の製品開発部門へ配属。2024年より技術開発部門へ異動し、次世代静電チャック商品の工程設計に携わる。

募集区分
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