2017年 春号
[特集]
建築史を振り返ると、名作といわれる住宅は、建築家が若い頃に設計したものが多いことに気がつく。
やはり初期の作品は、その後の設計活動にも影響を与え、建築家の原点として人々の記憶に残るからだろう。
若い頃の思い切った挑戦は、時をへてもなお、その建築から伝わってくる。
また、成熟の道の途上であったとしても、晩成の端緒が、そこには潜んでいる。
現在、第一線で活躍する建築家たちの原点はなんだったのか。4人の建築家に話を聞いた。
表紙写真/「House N」の天窓
表紙撮影/川辺明伸