特集4/ケーススタディ

新しいステージとしてのゾーンプランニング&空間デザイン

 美容室はこれらのメニューを演出する新しいステージとしての「ゾーンデザイン」や熟年層をコアターゲットにした「店舗デザイン」にも力を入れはじめている。
 美容室にとっての基本技術はカット・シャンプー・メイクである。これらの機能的サービスにスタイル・ヘアケア・スキンケアといかに付加価値を付けるかによって業界の市場性が左右される。今後の人口減少時代に対応したサービスのあり方が問われる転換期でもある。つまり、客数より回数、単価より品目といった「品(メニュー)づくり」、またその品が魅力的に感じられる「器(空間デザイン)づくり」、さらにはまた来店してもらうための「客(リピーター)づくり」、それら3本の矢がひとつになることが成功の条件となる時代でもある。なかでも、集客と価格を訴求する「器」の価値が今まで以上に高まっている(Drawing 4/4)。

  • 前へ
  • 6/9
  • →
  • Drawing
  • Profile
  • Data

TOTO通信WEB版が新しくなりました
リニューアルページはこちら