「トイレ」は、おうちの中で最もプライベートな空間。いつでも清潔で気持ちよく、ゆっくりと過ごせる空間にしておきたいですよね。今回は、日本最大のインテリアサイト「RoomClip(ルームクリップ)」のユーザー、toccoさんにインタビュー。リフォームで「タンクレストイレ」を取り入れたことで、大満足の空間に生まれ変わっています。トイレリフォームを検討中の人は必読ですよ♪
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昨年、ご自身が営む美容室兼ご自宅でトイレのリフォームをしたtoccoさん。タンク式トイレを使用されていましたが、新しいトイレにはTOTOのタンクレストイレ「ネオレストAS2」を選んでいます。リフォーム後、「トイレにいる時間が本当に好きになりました」というほど、新しいトイレに大満足しているそう。リフォームのきっかけは何だったのでしょうか?
「家を建てて20年ぐらい経っているので、トイレも含めていろんなところが古くなっていたんです。自分で壁を塗ったり、リメイクシートを貼ったり、いろいろ工夫していたんですが、やっぱり便器自体が古くなっているので、ずっとリフォームしたいと思っていました。お客様が使う場所だから、とにかく『清潔な空間にしたい』という気持ちが強かったですね」
リフォームに満足できている理由は、しっかり時間をかけて自分の希望通りにリフォームできたから。実際にリフォームを始める前から、積極的にリサーチをしていたそうです。
「身のまわりでトイレリフォームをした人にも話を聞いたんですが、『便器が壊れたからリフォームした』という人が多かったんです。そういうときってすごく急いでいるから、どうしても『在庫のあるもの』『すぐに設置できるもの』を選んでしまうんですよね。製品の機能やデザインにこだわって決めた、という人は少数派でした。私は絶対にこだわりたかったので、メーカーの公式サイトを見たりYouTubeを見たりして、いっぱい勉強しました(笑)」
「せっかく新しいトイレにするので、スマートでおしゃれな印象の『タンクレストイレ』以外は考えていませんでした。気になる製品のカタログをしっかり見て、どんな機能があるのか、使い勝手はどうか、掃除はしやすいかなど、質問事項を全部書き出したんです。ショールームではアドバイザーさんを質問攻めにして(笑)徹底的に比較・検討した上で、欲しい機能が全部揃っている『ネオレスト AS2』にしました」
いろいろなリフォーム事例や海外のおしゃれなトイレを調べては、“理想のトイレ”を思い描いたというtoccoさん。タンクレストイレだけでなく、内装から小物までこだわって、見た目の良さとお手入れしやすさが両立できるトイレ空間をカタチにされています。
「床材と壁クロスは、もともとあった木製カウンターの風合いを活かせるようなデザインを選びました。汚れが付きやすい壁の下の方もラクにお掃除できるようにしたかったので、リフォーム店の方と相談して、腰壁の高さまではクロスではなく、床と同じクッションフロアにしてもらったんです。サッと拭けるので、本当にお掃除しやすいですよ」
ペーパーホルダーなどのアイテムは、高級感のある真鍮カラーをチョイス。ミラーと手洗い器は円形で、やさしい雰囲気をつくりだしています。
「ペーパーホルダーに真鍮のものを選んだので、ミラーのフレームもゴールドっぽい色合いに。タオルバーは思い通りのものが見つからなかったので、100円ショップのアイテムをスプレーでリメイクしました。ちょっと褪せた感じも気に入っています」
換気扇と照明は「トイレの中で、できるだけいろんなところを触らなくていいように」と考え、センサーでスイッチが入るタイプを選びました。小物から設備に至るまでデザインと機能にこだわったことが、リフォームの満足度につながっているようです。
実際にリフォームした後の使い心地はどうだったのでしょうか?まずは、タンクレストイレのメリットについてお伺いしました。
「タンクレストイレのメリットは、とにかくトイレを広く使えることですね。『ネオレスト』は汚れが全然つかず、お掃除がとても楽になりました!特に気に入っているのは、ウォシュレットのノズルを洗浄する『ノズルきれい』という機能。使用後だけでなく、使用前にも自動で洗浄してくれるから、いつでも清潔に保たれていて、ゲストにも気持ちよく使ってもらえます。菌やウイルスが気になりはじめた時期だったので、ふたが自動開閉したり、レバーに触らず水を流せるようになったりしたのも良かったですね」
反対に、気になる部分やデメリットは?
「デメリットはないです(笑)。実は『とにかくお掃除をラクにしたい!』という気持ちから、床から便器が浮いているフローティングデザインのトイレも候補に挙がったんですよ。でも、便器の後ろにキャビネットが必要になるので、結果的にトイレが狭くなってしまう。キャビネットの両サイドは収納として使えるんですが、我が家には手洗いカウンター下の収納もあります。空間を広くするということを優先させた結果、やっぱりタンクレスという結論に至りました」
「実際にリフォームしてみると、床と便器の境目もスッキリしていて、便器自体の形も凹凸がなくフラットなので、以前のように『お掃除しにくい』とか『細かいところに汚れがたまりやすい』ということもありません。それよりも、タンクレストイレにしたことによって、空間が広々使えるというメリットの方が大きかったです」
もうひとつ気になっていたのは、「災害時に使えるかどうか」という問題でした。
「『タンクレストイレは停電のときに水が流せない』という話を聞いたことがあったので、そこが気になっていました。災害時にトイレが使えないのは困ると思って、ショールームに行ったときに質問しました。アドバイザーさんには『災害時でも使えます』ということだけでなく、『便器横のパネルを外して、内側の手動レバーを引っ張ると流せるんですよ(※)』と実際に操作しながら教えていただいたので、心配ごともスッキリ解決しました」
※機種によって方式が異なります。停電時安心設計についての動画はこちら
トイレをリフォームしたことで、気づいたことがあったというtoccoさん。
「リフォームって、新築で家を建てるときよりもずっとこだわりを発揮できるんです。新築のときは決めることも多いですし、どうしても間取りが優先になってしまって、細かな部分は『標準的なものでいいや』となってしまう。でもリフォームだったら、何年も住んだ上での問題点や気になる部分が分かっているから、自分の求めている方向性がはっきり見えるんですよね」
リフォーム前のトイレに対してさまざまな不満を抱えていたからこそ、自分が理想とするトイレが具体的にイメージできたそう。
「以前はトイレのタンクが見えているのが嫌で、タンクを隠すためにDIYでカウンターをつくったりしていました。見た目も悪いし、ほこりも溜まるし……そういうトイレに対する不満や、お掃除の面倒くささをなんとかしたくてDIYに熱中していた、という面もあった気がします。DIY自体を楽しんでもいたんですけど、理想のトイレが完成して、あの頑張りは自分の『不満』や『苦痛』を取り除くためだったんじゃないかと思うんです。今はもう大満足!やりたかったことも全部叶えられたし、リフォームして本当によかったです」
思い描いた通りのトイレを手に入れたtoccoさんに、トイレのリフォームを検討している方へのアドバイスをお伺いしました!
「いろんなメーカーのいろんなトイレがあって、それぞれに持ち味があるので、自分の理想に近いものを探すのがいいと思います。今のトイレに対する不満や解決したいことなどをリストアップしておけば、それを解決してくれる製品を絞っていけます。メーカーさんやリフォーム店さんなど、他の人にお任せしてしまうと、あとで納得いかなかったときに後悔するのは自分。こだわりがある人は特に、心ゆくまで調べてから選ぶことが大事だと思います」
ホームページやカタログを見るだけでなく、ショールームで実際の製品を確認したり、アドバイザーさんに気になる点を質問したりすることも、重要なステップです。
「リフォーム店さんを通してショールームを予約すると、『なんとなく見に来た人』ではないことが伝わるのでオススメです(笑)。細かいところまで質問しやすくなりますし、メーカーの方にも本気度が伝わります。最終的には、メーカーさん、工事をしてくれるリフォーム店さん、そしてリフォームの当事者である自分、全員が納得してこそ、最高の喜びが生まれると思うんです」
メーカーごとの製品の特長や持ち味を理解した上で、リフォーム店さんや施工業者さんに理想のトイレのイメージをしっかり共有することが、リフォームの満足度につながるんですね!積極的に情報を集めて、自分の好みやこだわりをすべて詰め込んだtoccoさんのトイレリフォーム。リフォームで後悔せずに、自分の理想のトイレを実現したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
記事提供:
取材したユーザー:toccoさん
記事作成日:2023/11/27
※このページに書いてある内容は記事作成日時点のものです
リフォーム後の暮らしが見られる写真がいっぱい!
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