「京都大学」では、吉田キャンパス内にある大学職員等が勤務する本部棟のトイレ改修を実施。各フロアに残っていた和式便器を洋式に変更し、一部のフロアではバリアフリートイレを新設。さらに、女性トイレには本部棟で初のスタイリングコーナーを設置するなど全面改修が実施された。

建築概要

所在地 京都府京都市左京区吉田本町
施主 京都大学
設計 京都大学
施工 <建築>株式会社 施設工営
<設備>株式会社 萩野工業
<電気>高崎電機工業株式会社
建築面積 1,276㎡
延床面積 7,956㎡
階数 地下1階、地上5階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2023年2月

特長

改修の経緯

「京都大学」は、1897(明治30)年6月に日本で2校目の帝国大学として設立した京都帝国大学を前身とする、日本の国立大学。自由で創造的研究を尊び、新たな知的価値の創出によって「地球社会の調和ある共存に貢献すること」を基本理念として、アジア諸国の中で最多のノーベル賞やフィールズ賞の受賞者を輩出するなどの成果をあげている研究型大学である。今回トイレの改修が行われたのは、京都大学吉田キャンパスの本部棟で、主な利用者は大学職員となる。改修前は、和式便器が各フロアに残っていたが、洋式に変更。さらに、一部のフロアにあるトイレは、外部からの来訪者も多いことから、多様な利用者に対応すべく、バリアフリートイレを新設するなどトイレの全面改修が実施された。

水まわりの特長

一部のフロアにあるトイレは、スペースに制約がある中で、バリアフリートイレを新設。そのために、開放感があり窮屈さを感じさせないようレイアウトの全面見直しを実施。空間を広く見せるため、目隠しの仕切り材にはルーバーを採用するなどの工夫も凝らしている。内装は、そのほかのトイレとは印象を変え「特別感を感じることのできる落ち着いた雰囲気」。大便器は、意匠性や維持管理面からフラッシュバルブ式便器からパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式に変更した。また、女性トイレには快適性向上のため、本部棟で初めてとなるスタイリングコーナーを設置。身だしなみ配慮としてヘアアイロンなどの使用に対応するコンセントを設けるなど、職員や来訪者が快適で使いやすいトイレに改修された。

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