「草加市役所 本庁舎」は、草加宿をイメージさせる施設デザインのもと、ユニバーサルデザインを積極導入。トイレは、各階に男性・女性トイレとバリアフリートイレを設置。さらに、1Fには授乳室も完備。福祉のフロアがある2Fの男性・女性トイレには、それぞれ1台ずつトイレリフトも設置されている。

建築概要

所在地 埼玉県草加市高砂1-1-1
施主 草加市
設計 株式会社石本建築事務所
施工 <建築>戸田・彩光特定建設工事共同企業体
<電気>日本電設・旭日・高橋電機特定建設工事共同企業体
<機械>大成設備・竹内セントラル特定建設工事共同企業体
敷地面積 4,803.66㎡
建築面積 2,495.54㎡
延床面積 18,206.72㎡
階数 地上10階、地下1階
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 2023年3月

特長

建物の特徴

「草加市役所 本庁舎」は、だれもが利用しやすい庁舎になるよう、ユニバーサルデザインを積極導入。さらに草加宿をイメージさせる施設デザインは、歴史的な趣を感じさせるつくりとなっている。庁舎内は、事務室と待合スペースのエリアを明確にすることで、市民と職員の動線を整理しながら、セキュリティにも配慮。また、エコボイド(吹き抜け)を建物の中心に設けて採光や通風を取り入れるなど、自然エネルギーを積極的に活用している。また、まちと庁舎をつなげる市民の交流スペース「まちの縁側」として、1Fにギャラリーや販売・喫茶コーナー、2Fに旧日光街道を見下ろせるテラスが設けられている。災害時には、防災拠点としての機能を維持できるよう免震構造とし、非常用発電機や非常用汚水槽も備えている。

水まわりの特長

本庁舎のトイレは、隣接する既存の西棟のトイレとの位置関係を考慮して、本庁舎の東側に配置。各階には、男性・女性トイレと車いす使用者やオストメイトの方が使用できるバリアフリートイレが設けられており、基本的に各階同じ位置に設置することで、わかりやすく利用できるようにしている。また、1Fには授乳室も完備。福祉のフロアがある2Fの男性・女性トイレには、それぞれ1台ずつトイレリフトが設置され、トイレへの着座や立ち上がりが困難な方をサポートするなどの配慮も加えられている。また、BCP対策として、給水方式においては高置水槽の採用、トイレ洗浄水は雨水利用とし、汚水については一時的な貯留ができる非常用汚水槽を設けるなど、災害時などにも業務が継続してできるよう計画されている。

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