伊丹市庁舎は、「市民の安全・安心な暮らしを支え夢と魅力があふれる庁舎」を理念に、建替えを実施。最高水準の耐震性確保、防災拠点としての設備充実、先進のICT活用に加え、トイレも、新庁舎が掲げるユニバーサルデザインや環境に配慮した、来庁者、職員にとって、安心、安全、快適なトイレが実現した。

建築概要

所在地 兵庫県伊丹市千僧1-1
施主 伊丹市
基本設計 隈研吾建築都市設計事務所
設計監修 隈研吾建築都市設計事務所
実施設計 大成建設株式会社 一級建築士事務所
施工 <建築>大成建設株式会社
<機械設備>大成設備株式会社
敷地面積 19,884.25㎡
建築面積 4,445.00㎡
延床面積 21,759.23㎡
階数 地下1階、地上6階
構造 鉄骨造
竣工年月 2022年9月

特長

建物の特徴

旧伊丹市庁舎は、老朽化と耐震性が課題であったため建替えを実施。建替えにあたっては、「市民の安全・安心な暮らしを支え夢と魅力があふれる庁舎」を基本理念とし、4つの基本方針のうち「環境に配慮した庁舎」を目指した。新庁舎は、防災拠点・災害復旧復興拠点としての機能を維持するため、最高水準の耐震性を確保し、非常用発電機、二層式受水槽などを整備。またカーボンニュートラルの実現を見据えて、自然採光や通風といった自然エネルギーの有効活用や太陽光発電などの省エネルギー技術の導入により大規模庁舎では西日本初となるZEB Ready認証を取得している。先進のスマート窓口をはじめ、年齢、性別、国籍、乳幼児連れや障がいの有無にかかわらず、だれもが安心して利用できる新庁舎が完成した。

水まわりの特長

水まわりの検討には、市民や市民団体との意見交換会、ワークショップやモックアップ検証、また職員からの意見聴取を実施し、さまざまな知見が取り入れられた。トイレは、各所からの動線を極力短くなるよう分散して配置され、また離れた場所からでもわかりやすい視認性の高い大きなサインが掲げられている。特に来庁者の多い1・2Fの各トイレでは、お子様連れやさまざまな身体状況の方の利用を想定し、仕様を変えた配慮がなされている。さらにすべての大便器ブースに、L型手すりを設置。ユニバーサルデザインを追求した新庁舎にふさわしいトイレとなった。そのほかにも、清掃性、節水性、メンテナンス性に配慮した器具を選定することで、来庁者、職員にとって、安心、安全、快適なトイレとなった。

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