「愛知大学豊橋キャンパス」にあるサークル棟2棟のトイレを全面改修。第1サークル棟は女性トイレの利便性アップのため男女トイレを入替え、間接照明と天井高設計による狭いながらもスタイリッシュなトイレ空間となっている。第2サークル棟は2Fを女性トイレに4Fを男性トイレとし、広々とした心地よい空間が創出されている。また、別入口で独立した「誰でもトイレ」も新設された。

建築概要

所在地 愛知県豊橋市町畑町1-1
施主 学校法人愛知大学
設計 株式会社オノコムデザインセンター
施工 <建築>株式会社オノコム
<設備>ミナト設備工業株式会社
階数 地上4階(第1サークル棟)
地上5階(第2サークル棟)
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2023年3月

特長

改修の経緯

「愛知大学」は1946(昭和21)年、日本で49番目に豊橋に創立した、名古屋キャンパス、車道キャンパスを擁する創立77年の旧制大学。「豊橋キャンパス」は、愛知県南東部の東三河にある豊橋駅から6分の「愛知大学前駅」目の前に立地している。敷地は陸軍第15師団跡地であることから、100年以上の高木や芝生による自然に囲まれた緑豊かな環境の中に、体育館、人工芝グラウンド、弓道場、馬場、トレーニング場のほか、第1・第2サークル棟、コンテナクラブハウスなど、学生のクラブ・サークル施設が整えられている。このたび、第1・第2サークル棟の老朽化に伴いトイレの全面改修が行われた。

トイレの特長

改修前は、設備が老朽化していた上に、大便器はすべて和式便器が設置されていたため、大便器をすべて洋式化し、あわせて擬音装置や脱臭機能が内蔵されたウォシュレットも設置された。洗面器の水栓は非接触で衛生的に利用できる自動水栓を採用し、冬場もしっかり手洗いできるよう、お湯が使える電気温水器を設置。さらに、スタイリングコーナーや「誰でもトイレ(オールジェンダートイレ)」を新設するなど、時代や学生のニーズにマッチした多様な利用者への配慮が盛り込まれている。また、レイアウトの工夫として、男女トイレの位置を入替えたり、男女トイレだった場所をフロアごとに男性トイレ、女性トイレとするなどを行い、器具数を大きく減らすことなく、洋式化+快適性向上の改修を実現している。

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