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- 愛知県立にしお特別支援学校
「愛知県立にしお特別支援学校」は、愛知県初となる知的障がいと肢体不自由、両方の児童生徒が通う新しいタイプの特別支援学校。トイレの検討にあたっては、「TOTOテクニカルセンター名古屋」で、空間検証会を実施。知的障がいエリアと肢体不自由エリアそれぞれに設計ポイントを明確化したトイレが実現されている。
建築概要
所在地 | 愛知県西尾市須脇町高河原86 |
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施主 | 愛知県 |
設計 | 株式会社 安井建築設計事務所 |
施工 | <建築>錢高・アイサワ特定建設工事共同企業体 <設備>辻村工業株式会社 |
敷地面積 | 26,058㎡ |
建築面積 | 8,307㎡ |
延床面積 | 12,727㎡ |
階数 | 地上2階 |
構造 | 鉄骨造 |
竣工年月 | 2022年3月 |
特長
建物の特徴
「愛知県立にしお特別支援学校」は、県内初の知的障がいと肢体不自由、両方の障がいに対応した学校として、2022(令和4)年4月西尾市に開校。小学部、中学部、高等部が設置され、あわせて約250名の児童・生徒が通学している。「かがやく笑顔 つながる人の輪 ひろがる可能性」を校訓に、児童・生徒の自立と社会参加への基盤を培う。新しい校舎には来校者や、一般の障がい者の方にも利用しやすい工夫が施されており、特にトイレの検討にあたっては、「TOTOテクニカルセンター名古屋」に設置されている"バリアフリーラボ"において、関係者が空間検証会を実施。空間の大きさや介助のしやすさ、使い勝手などを計画段階で事前に確認し、その結果を実際のプランに反映させている。
トイレの特長
「知的障がいエリア」と「肢体不自由エリア」のトイレそれぞれに、設計ポイントを明確化。知的障がいエリアにおいては、使用方法を学ぶという観点から洗浄方式の違う2タイプの便器(手動タイプとセンサータイプ)を用意。体格差にも配慮し1ヶ所は幼児用の便器を設置した。バリアフリートイレには、粗相した場合にも対応できるシャワーパンや汚物流しなどを完備。肢体不自由エリアでは、車いすでの利用が多いことから、広い空間を確保。各ブースはカーテンで仕切ることで、空間の自由度を高めている。さまざまな身体状況の方に対応できるよう、座面が低い低リップ大便器や細長い形状のバリアフリー便器の設置によりバリエーションを持たせ、さらにおむつ交換に使用される据え置き型のベッドも設置した。
採用商品
- パブリックコンパクト便器・フラッシュバルブ式 CFS494系
- 低リップ大便器 C426R
- バリアフリー便器 C111
- ウォームレット TCF226P
- 紙巻器 YH702
- 壁掛小便器 UFH500
- 車いす対応洗面(居室向け) MVHJ/MVHF
- 洗面器 L546系
- 水栓金具 TLG10301J
- コンパクトオストメイトパック UAS8系
- 背もたれ EWC283CR
- 幼児用大便器 CS300B
- 幼児用小便器 U310GY
- 幼児用シャワーパン PFS1100R
- パブリック用流し SKL330DNFP
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