豊島区では、区立小・中学校の改築計画および学校トイレ緊急改善推進事業を推進。「池袋第一小学校」では、都心に近い環境ながら、"森の中の学校"をコンセプトに、地域、保護者、学校関係者の思いがつまった区内小学校初の5階建ての新校舎が誕生した。トイレにも、これからの時代を見据えた配慮が行き届いている。

建築概要

所在地 東京都豊島区上池袋4-28-1
施主 豊島区
設計 株式会社 石本建築事務所
施工 <建築>株木・アクア特定建設工事共同企業体
<電気>愛工大興・中央特定建設工事共同企業体
<空調>菱和・初見特定建設工事共同企業体
<衛生>菱機・ローヤル特定建設工事共同企業体
敷地面積 6,216.08㎡
建築面積 2,788.91㎡
延床面積 7,954.31㎡
階数 地上5階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 2022年8月

特長

建物の特徴

豊島区では、2008(平成20)年に「豊島区立小・中学校改築計画」を策定。30年間の計画期間を前期・中期・後期の3期に分け推進。中期に該当する「池袋第一小学校」は、改築するにあたり地域や保護者の方などと協働して学校づくりを行うために設立した「池袋第一小学校の建替え等を考える会」からの提言書に、教育委員会が積み上げてきた学校改築のノウハウを加味し「豊島区立池袋第一小学校改築基本構想・基本計画」を策定。子どもたちがさまざまな樹木や自然などに触れられるよう、各階のテラスに植樹したほか、3Fテラスにはビオトープを配置。都心に近い環境ながら、"森の中の学校"をコンセプトに、地域、保護者、学校関係者の思いがつまった区内小学校初の5階建ての新校舎が誕生した。

水まわりの特長

豊島区では、2016(平成28)年より全区立小中学校のトイレを快適なトイレに改修する「学校トイレ緊急改善推進事業」計画に則り、区内の全小中学校トイレを全洋式化を推進。また家庭での普及率が高い、温水洗浄便座を大便器に標準装備とするなど設備の充実が図られている。今回改築した池袋第一小学校では、多様なニーズへの対応として、教室がある2-4Fには、集団での着替えに抵抗がある児童などに対応したフィッティングボードを設置し、性別を問わずに使える広めのトイレを配置するなど、これからの時代を見据えた配慮を備えている。さらに、防災拠点としている1Fには、オストメイトや大型ベットが整備されたバリアフリートイレや乳幼児連れに配慮した男女別トイレを完備している。

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