「東京藝術大学」は、国内唯一の国立総合芸術大学である。上野キャンパス内に完成した「国際交流棟」は、留学生と共に学び、共に交流できる国際交流の拠点。多様性が尊重される大学環境の実現に向け、トイレもさまざまな取り組みを推進。個室完結型の"だれもが気兼ねなく利用できるトイレ"を設置している。

建築概要

所在地 東京都台東区上野公園12-8
発注者 国立大学法人 東京芸術大学
基本設計 東京藝術大学キャンパスグランドデザイン推進室、施設課
隈研吾建築都市設計事務所
実施設計監理 東京藝術大学キャンパスグランドデザイン推進室、施設課
前田建設工業株式会社 一級建築士事務所
デザイン監修 隈研吾建築都市設計事務所
サイン 藝大ファクトリーラボ(トイレ)
施工 前田建設工業株式会社 東京建築支店
建築面積 373.24㎡
延床面積 1,483.54㎡
階数 地上5階
構造 鉄骨造、木造
竣工年月 (増築)2022年12月

特長

建物の特徴

「東京藝術大学」は、芸術に関する教育研究の中核機関、国内唯一の国立総合芸術大学である。上野キャンパス内に完成した「国際交流棟」は、木造と鉄骨造の混構造で地上5階建て。留学生と共に学び、共に交流できる国際交流の拠点として、GEIDAI LIVING、コミュニティサロン、コモンスペース、茶室などが設けられている。『共に藝(う)える』をコンセプトに、「留学生交流パブリックアート」「地産地消パブリックアート」「変化し続けるパブリックアート」という3つのパブリックアートを設置するなど、建物全体がアートを軸とした実験の場という役割を持つ。憩いの場、展示・演奏などの発表、交流の場として自由に活動を展開していく、活気ある施設となる。

水まわりの特長

ダイバーシティ推進において、多様性が尊重される大学環境の実現に向け、水まわりにもさまざまな取り組みが行われている。国際交流棟では環境改善の一環として、これまで上野キャンパス内にはなかった、"だれもが気兼ねなく利用できるトイレ"を設置。各トイレは、一連の行為を個室内で完結できる個室完結型とし、限られたスペースの中で個室の大きさを切り分けながら、設備にバリエーションを持たせるなど、これまでの枠組みにとらわれない考えを取り入れた個室トイレが配置されている。またトイレとは別に、単独の手洗いコーナーを設置。トイレに入らずに手洗いできるため、昨今の衛生意識の高まりへの対応はもとより、トイレの混雑緩和も期待されている。

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