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- 京都文教中学校・高等学校 1号館
京都文教中学校・高等学校の1号館は、学園最古のシンボル的な建築物である。今回、一般家庭の洋式便器率水準に引き上げることを目的とし、トイレ改修を実施。木の風情を大切にした1号館の特徴にあわせ、明るく温かみがある清潔感あふれる空間とし、女子トイレ内にはスタイリングコーナーも新設された。
建築概要
所在地 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町5 |
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施主 | 京都文教中学校・高等学校 |
施工 | 株式会社竹中工務店 京都支店 |
敷地面積 | 22,091.21㎡ |
建築面積 | 1,020.40㎡ |
延床面積 | 3,734.00㎡ |
階数 | 地下1階、地上3階、塔屋1階 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
竣工年月 | (改修)2023年8月 |
特長
改修の経緯
「京都文教中学校・高等学校」は、京都市左京区に位置する私立学校。1904(明治37)年、「高等家政女学校」を前身として開校。2004(平成16)年に創立100周年を迎え、中学校・高等学校が男女共学となった。このたびトイレ改修された1号館は、1934(昭和9)年に建築された学園最古の建築物であり、3Fに位置する瑠璃殿では毎年創立記念式が行われ、学校説明会などで保護者や来校者も利用する学園のシンボルタワーともいえる建築物である。今回の改修は、学校の洋式便器率が60%のため、一般家庭の水準に引き上げることを契機として実施。限られた空間の中で、適正器具数を見定めて生徒が不自由なく利用できることを念頭に、器具やブースのレイアウトの検討を重ねた。
水まわりの特長
広々としたレイアウトに改修された2F女子トイレは、窓からの外光を活かした設計により、明るく温かみがあり、清潔感あふれる空間に変更。内装は、木の風情を大切にした1号館の特徴である「木目」をブース材に取り入れ、それ以外は白基調で統一することにより、ナチュラルかつ明るい印象となっている。さらに、改修前は、廊下の鏡で身だしなみチェックをする女子生徒の姿をよく見かけたことから、女子トイレ内にスタイリングコーナーを新設。4名が同時に利用でき、女子生徒からは高評価を得ている。また、改修前は掃除当番などの掲示物を壁面に直貼りしていたため、改修を機に、視線カットのために設けた間仕切り壁に掲示板を設置している。美しくなったトイレは、きれいに使おうという意識も高めている。
採用商品
- パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式 CFS498BC
- ウォシュレットPS(擬音装置「音姫」付きエコリモコン) TCF5524AY
- 棚付二連紙巻器 YH702
- マーブライトカウンター(ボウル一体タイプ) MC60
- 台付自動水栓 TLE26SS1A
- 化粧鏡 YMK51K
- 全身鏡 YMK50K
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