「摂南大学」では、2023年度より現代社会学部を新設するにあたり、寝屋川キャンパスに500人教室やラーニングコモンズを設けた3号館を新築。トイレも、各階に日常的に利用しやすい環境の「バリアフリートイレ」を設置。さらに、男女トイレとも身繕いのためのコーナーを充実させるなど、高い利便性、快適性を実現している。

建築概要

所在地 大阪府寝屋川市池田中町17-8
施主 学校法人常翔学園
設計 株式会社石本建築事務所
施工 株式会社奥村組
敷地面積 96,196.55㎡
建築面積 4,790.90㎡
延床面積 11,927.56㎡
階数 地上3階
構造 鉄骨造
竣工年月 2023年1月

特長

建物の特徴

「摂南大学」では、2023年度より現代社会学部を新設するにあたり3号館を新築。キャンパスで学ぶすべての人々にとっての学修空間が求められ、大学全体の教育改革につながる施設とするため「交流活動を活性化する空間」「知的生産性が高い社会に開かれた空間」「教育の理念を具現化できるシンボル性の高い空間」という3つのキーワードから成る設計コンセプトをもとに計画を推進。1Fには講演会や演奏会、催事などを想定した500人教室。共用部にはさまざまな学習スタイルに対応できるラーニングコモンズ、3Fには研究ラウンジを設けている。移動動線を通路としてではなく居場所として利用できるように、緩やかな勾配の階段、ラウンジを兼ねた廊下とし、思い思いの過ごし方が選択できる空間となっている。

トイレの特長

各階にバリアフリートイレを設置し、着替えをしたいときなど、だれもが日常的に利用しやすい環境とした。また、学外関係者の利用が見込まれる1Fのバリアフリートイレには、オストメイト対応の汚物流しと大型ベッドを設置している。トイレ入口には、性的マイノリティへの配慮も兼ねて前室を設け、どのトイレに入ったかを廊下から見えにくくすることで、利用者が安心してトイレを選択できるよう配慮。さらに、白を基調にスタイリッシュな雰囲気を醸す男女トイレには、身繕いや化粧直しのためパウダーコーナーやスタイリングコーナーやフィッティングボードを設置した大便器ブースが用意され、高い利便性、快適性を実現。安心感のある利用者に寄り添ったトイレ空間となっている。

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