「那覇市立石嶺小学校」は、経年による老朽化への対応および学校施設の耐震化のため、校舎の建て替えが行われた。那覇市の方針にあわせ、大便器をすべて洋式化。さまざまな身体状況の方が利用する多機能トイレも『みんなのトイレ』として整備され、安全・安心な学校トイレを実現した。

建築概要

所在地 沖縄県那覇市首里石嶺町4丁目360番地8
施主 那覇市
設計 ロフト建築設計事務所・ニライ設備設計共同企業体
施工 共和産業・大晋建設・鏡原組共同企業体
階数 地上3階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2020年7月

特長

建物の特徴

「那覇市立石嶺小学校」は、1979(昭和54)年に創立。経年による老朽化が進んでいたことから、学校施設の耐震化を目的に校舎の建て替えが行われた。学校施設は、子どもたちの学習の場、生活の場であるとともに、地域の交流の場でもあることから、教育環境として安全・安心を第一に計画。耐震性の確保を進め、災害時の避難施設として整備するとともに、今後の施設老朽化に対して予防保全を推進していくことで維持管理を実施。子どもたちや地域の住民にとって安全・安心な学校施設づくりを目指している。

水まわりの特長

大便器は、すべて洋式化。前校舎に和式トイレがあった際には、使い方や座り方など指導していたが、全洋式になったため、子どもたち自身で使用でき、『安心して利用できるようになった』などの声が届いている。さらに内装は、真っ白な壁にブルーやピンクをアクセントカラーとし、明るく清潔感のあるトイレとなっている。また、車いす使用者やさまざまな身体状況の方が利用する多機能トイレも、ネーミングやサインなど有識者の意見を取り込み『みんなのトイレ』とし、いじめにつながらないよう入口のレイアウトを入りやすく工夫するなど、綿密に検討を進めた。

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